今日の裏読み、表読み(2024/04/09)

昨晩も円が軟調としても、ドル自体は揉み合いが続いている。明日の米CPIの発表を控えて、本日も揉み合い気味の展開が続きそうだ。
 経済指標としては、英3月英小売連合・小売売上高調査、豪4月ウエストパック消費者信頼感指数と3月NAB企業景況感・信頼感指数、日3月消費者態度指数、仏2月国際収支、米3月NFIB中小企業楽観度指数、メキシコ3月消費者物価指数と2月生産者物価指数などが発表される。
 大きな材料はなく、豪州の景況感指数やメキシコの物価指数の結果で一定の動きが出ても、動意が大きくなる可能性は低そうだ。
 要人発言としては、直近、利下げに否定的な見解を示しているカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が、同様な発言を続けると、今週は米国債の入札週であり、長期金利が上昇し易くなることは、留意しておきたい。

戦略としては、ドル円は、揉み合いが続いているが、今週は、10日に、植田日銀総裁の発言機会、日米首脳会談や米CPIの発表もあり、荒れた動きとなる可能性に留意しておきたい。上値は、151.97を前に上げ渋りでは、買いは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても、財務省の円買い介入に対する警戒感もあって、152.50や153円越えをストップに、慎重に売り場探しとなる。下値は、150.81を前に、下げ渋りでは売りは利食い、買いはこのレベルは慎重さが求められ、できれば割れる動きから151.03-18割れをストップに買い下がり。更に割れるケースでは、150.26や149.94、148.91をストップに買い直し。
ユーロドルは、1.0932まで再反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0877を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0943-81や1.0996-98をストップに、売り直しとなる。下値は、1.0791を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買いは1.0760-80ゾーンまで買い下がって、ストップは1.0722-25割れ。割れても1.0695割れをストップに買い直しとなるが、この位置を割れると調整が深まるリスクは考慮しておきたい。 
ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2684を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2803-23を前に利食い優先から売り狙い。更に1.2895、1.2996をストップに、売り直しとなる。下値は、1.2575を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは1.2575を割れるなら止めて、1.2518-25割れをストップに再度買い直し。割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、165円を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは165.36越えをストップ、超えても166円をストップに売り直しとなる。下値は、163.49を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは163.49をストップ、または163円まで買い下がって、ストップは162.61割れ。割れても160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.26を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、190.68を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、ストップは190.03割れとして買い直し。更に割れても188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を100.40まで上値拡大も更なる展開とならず、。上値は、110.40を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、99.20を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、ストップを98.18-26や97.85割れとして買い直し。更に割れても97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、91.71まで再反発。上値は、91.71を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.21、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.82を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直しとなる。