今日の裏読み、表読み(2024/04/04)

昨晩は、ドルに売り戻しが強まったが、引き続き日替わり的な動きが続いており、追いかけるのは避けておきたい。
 本日金融政策としては、日銀支店長会議が開催され、さくらレポートを公表、3月7日開催分のECB議事録の発表が予定されている。
 日銀支店長会議は、総裁の発言もないようで、特別影響はなさそう。ECB議事録では、6月の利下げの思惑が高まると、ユーロ相場を圧迫しそうだ。
 経済指標としては、豪2月住宅建設許可件数、スイス3月消費者物価指数、ユーロ圏各国の3月サービス業PMI・改定値、英3月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏2月卸売物価指数、メキシコ3月消費者信頼感指数、加2月貿易収支、米国では、3月チャレンジャー人員削減予定数、2月貿易収支と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
 ユーロ圏では、3月サービス業PMI・改定値や2月卸売物価指数の強弱が見えると、一定の動きがありそうだが、影響は大きく出ない見通し。また米国では週末の米雇用統計の発表を控えて、週間新規失業保険申請件数が焦点となるが、総じて良好が続くなら、ドル相場の下支えとなる見通し。
 要人発言の機会も多いが、直近の発言通り、利下げを急がないスタンスが示される可能性が高く、この面もドル相場を支えそうだ。
 
 戦略としては、ドル円は、上値は、151.97を前に上げ渋りでは、買いは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても、財務省の円買い介入に対する警戒感もあって、152.50や153円越えをストップに、慎重に売り狙いとなる。下値は、151.40前後の維持では強く、下げ渋りでは売りは利食い、買いはこのレベルは慎重さが求められるが、ストップは151.03-18割れで、割れるケースでは、150.26や149.94割れをストップに買い場探し。また割れるケースでも、148.91をストップに買い直し。更に割れても148円ミドル、148円前後まで買い下がって、ストップは147.93割れ、割れても147.60-80での買い狙いで、これは147.43割れをストップ、更には146.49をストップに買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0864-68を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0943-81や1.0996-98をストップに、売り直しとなる。下値は、1.0800-20の維持では、売りは利食いで、買いは1.0760-80ゾーンまで買い下がって、ストップは1.0722-25割れ。割れても1.0695割れをストップに買い直しとなるが、この位置を割れると調整が深まるリスクは考慮しておきたい。 
 ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2655-68を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2803-23を前に利食い優先から売り狙い。更に1.2895、1.2996をストップに、売り直しとなる。下値は、1.2600前後の維持では、売りは利食いで、買いは1.2560前後まで買い下がって、ストップは1.2518-25割れ。割れても1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、164.42を前に上げ渋りでは、買いは利食い、売りは165.36をストップに売場探しとなる。超えても166円をストップに売り直しとなる。下値は、163.40-60を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは163円まで買い下がって、ストップは162.61割れ。割れても160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は193.54を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191.10-40を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、こういった位置から買い下がって、ストップは190.03割れ。割れても188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.18からの調整が98円前半で支えて、再度上値トライも、上値追いは避けたい。上値は、100.18を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、99円前後の維持では売りは利食いで、買いはこういった位置から買い下がって、ストップは98.18-26や97.85割れ。割れても97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して再反発。上値は、91.25を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.21、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.70前後の維持では、売りは利食いで、買いはこういった位置から買い下がって、ストップは90.08割れ。割れても89.77、89.26をストップに順次買い直しとなる。