今日の裏読み、表読み(2024/03/29)

昨晩もイースター休暇を控えて、様子見ムードが続いた。本日は、東京が決算期で、仲値に向けて円相場が荒れる可能性はあるが、海外では本格的な休暇入りもあって、動きの鈍い展開に留まりそうだ。
 経済指標としては、日本の3月東京都区部消費者物価指数、2月失業率・有効求人倍率、2月小売業・百貨店・スーパー販売額、2月鉱工業生産・速報値、2月新設住宅着工戸数、外国為替平衡操作の実施状況、豪2月住宅ローン・民間部門貸付、仏3月消費者物価指数・速報値、2月卸売物価指数と消費支出、米国では、2月個人所得・消費支出、2月卸売・小売在庫、3月ダラス連銀・PCE価格指数などが公表される。
 日本の指標の影響は少なく、また外国為替平衡操作の実施状況も恐らく介入は実施されておらず、相場の反応は限定される見通し。また、米国では、2月個人所得・消費支出が焦点となるが、特にFRBが重視しているPCEに落ち着きが見えるなら、ドルの売り戻しにつながり易い。
 要人発言としては、パウエルFRB議長が討論会に参加する。質疑応答も予定されており、何か金融政策に言及がありそうです。ただ、前回のFOMC後の記者会見と同様な内容に留まれば影響は限られそうだ。その他引き続き週末、月末・四半期末で、ロンドン・フィキシングに向けたフローの動きにも留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、決算末で荒れた動きに注意となる。特にこの日は、仲値に向けて、円を押し下げようとする動きが出易いが、一方で大幅に円安となると、その後の売りも強烈となるので注意して対応した。上値は、151.97を前に上げ渋りでは、買いは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても、財務省の円買い介入に対する警戒感もあって、152.50や153円越えをストップに、慎重に売り狙いとなる。下値は、151.01-15を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い狙いも、割れるなら止めて、慎重に150.26や149.94割れをストップに買い場探し。また割れるケースでも、148.91をストップに買い直し。更に割れても148円ミドル、148円前後まで買い下がって、ストップは147.93割れ、割れても147.60-80での買い狙いで、これは147.43割れをストップ、更には146.49をストップに買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0864-68を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0943-81や1.0996-98をストップに、売り直しとなる。更に超えても1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り場探しとなる。下値は、1.0775を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買いも、割れるなら止めて、1.0762や1.0732割れをストップに慎重に買い下がる形となる。 
 ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2655-68を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2803-23を前に利食い優先から売り狙い。更に1.2895、1.2996をストップに、売り直しとなる。下値は、1.2575-86を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて1.2518-36、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は164.42を前に上げ渋りでは、利食いやこれをストップに売り狙い。超えても165.36、166円をストップに売り直しとなる。下値は、162.95を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い狙いも、割れるなら止めて、更に160.88-06、160.22や158.90割れをストップに買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は191.68を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えても193.54,194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、190.35を前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.18まで拡大も現状はこれが上値を押さえており、上値は、99.25を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、100.18、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.18を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、97.85を割れるなら止めて、97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.21まで再反発。上値は、91.25を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.21、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.17を前に下げ渋りでは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、89.77、89.26をストップに順次買い直しとなる。