今日の裏読み、表読み(2024/03/22)

昨晩は、スイスの利下げを発端とした英欧の利下げ観測の高まりから、FOMCで売られた、ドルに買い戻しが優勢となった。ただ、これ自体は米国も同様の状況であり、追いかけてドルを買うのは避けておいた方が良いだろう。
 経済指標としては、日本の2月全国消費者物価指数、英国では、3月GFK消費者信頼感調査、2月小売売上高とCBI受注動向調査、 独1月輸入物価指数と3月ifo企業景況感指数、トルコ2月設備稼働率と製造業信頼感指数、加1月小売売上高などが発表される。
 米経済指標の発表がなく、総じて影響は限られそうだが、英小売売上高や独ifo企業景況感指数などが強い結果を示すなら、ドルに売り戻しが出る局面はありそうだ。
 その他週末もあって、ポジション調整の動きも留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、159.82までまで上値を再拡大も更なる展開とならず、、上値は、151.75-96を前に上げ渋りでは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても、財務省の円買い介入に対する警戒感もあって、152.50や153円越えをストップに、慎重に売り狙いとなる。下値は、151円前後、150.26を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い狙いも、割れるなら止めて、再度149.94割れをストップとなるが、割れるケースからは148.91をストップに買い直し。更に割れても148円ミドル、148円前後まで買い下がって、ストップは147.93割れ、割れても147.60-80での買い狙いで、これは147.43割れをストップ、更には146.49をストップに買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発も、更なる展開とならず、上値は、1.0943-81を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは1.0996-98をストップに検討される。また超えても1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り場探しとなる。下値は、1.0835を前に下げ渋りでは売りは利食い、買っても、割れるなら止めて、1.0790-97、1.0762や1.0732割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。 
 ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2803-23を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2895、1.2996越えをストップに、売り直しとなる。下値は、1.26を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がっても1.2579-97割れをストップ、更には1.2518-36、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は165.36を前に上げ渋りでは、利食いやこれをストップに売り狙い。超えても166円をストップに売り直しとなる。下値は、164円前後の維持では売りは利食いで、買いは163.78割れをストップ、割れても162.95をストップに買い下がり。割れるなら止めて160.88-06、160.22や158.90割れをストップに買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.64まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は193.64を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えても194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いは190.44-58をストップに買い下がり、更には188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.18まで拡大も現状はこれが上値を押さえており、上値は、100.18を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売り狙いも100.18をストップ、更に超えても101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、99円前後を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い狙い。このストップは98.77割れ。割れても97.85を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても、割れるなら止めて、97.25-27をストップ、更には96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.21まで再反発。上値は、92.21を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、91円前後の維持では、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、90.37-52をストップに買い狙い。割れて89.77、89.26をストップに順次買い直しとなる。