昨晩は、リスク回避の動きも、ドル買いにとなっておらず、不整合な動き。本日も同様の動きとなるか注目だが、ただ、あくまで前日の動きの反動の流れの可能性があり、その点は留意して対応したい。
本日金融政策としては、トルコ中銀が政策金利を公表する。一応据え置きが想定されており、その面では影響が少ないが、もし、サプライズ的な利下げがあった場合、トルコリラ相場に良い影響は与えない。
経済指標としては、NZ4月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪第1四半期輸入・輸出物価指数、日2月景気一致指数・改定値、ユーロ圏4月経済信頼感・消費者信頼感、米国では、第1四半期GDP・個人消費の速報値、週間新規失業保険申請件数、3月住宅販売保留指数、4月カンザスシティー連銀指数などが発表される。
注目は、米第1四半期GDP・個人消費となるが、直近の米経済指標からは、弱めの結果リスクとなる。その場合一時的にドル売りが強まる可能性は留意しておきたい。
その他引き続き軟調が続く米株価や7年物国債の入札を受けた米長期金利を睨みながらの対応となる。
戦略としては、ドル円は、日足の一目均衡表の雲の上限を超えるも、上抜けは実現できず、転換線を割り込む展開。ただ、現状は132.39-56の雲の下限や基準線が守られており、この維持では更なる展開とならないが、割れる動きがあるなら注意しておきたい。本日としては、上値は重くなる見通しで、売り狙いも突っ込み売りは出来ない。早期は133円割れなどをバックに、押し目買いから反発が134円で押さえると利食い優先。また売りは、134円ミドルまで売り上がりの余裕を持って対応。ストップは直近高値の133.73-135.13の戻り高値越えとなる。またもし、133円を割れると次のサポートは131円となることは留意しておきたい。
ユーロドルは、上値を1.1067からの調整が1.0964で支えて、1.1095まで上値を拡大。ただ、上値追いは出来ず、あくまで買いは押し目待ちで、1.0964をストップに、1.1000方向への調整から買い下がりも、現状は1.1095が押さえると反発では利食い、またこれをストップに売り狙いとなるが、その場合は、下げが甘ければ利食いながらの対応が良さそうだ。
ポンドドルも、1.2516まで上値拡大も、上値追いは出来ない。押し目があれば、1.2386をストップまたは、1.2344―67ゾーン割れをストップに買い下がって、ターゲットは、1.2516が押さえると利食いで、また売りもこれをストップに検討されるが、その場合下げ止まりでは、しっかりと利食いながら対応したい。
一方クロス円は、一時21日の安値を更新も更なる展開となっていないが、高値圏保合であり、25日の高値と26日の安値を睨んで、上下の動きがあれば逆張りで臨んで、上げ渋りや下げが甘ければ、しっかりと利食っておきたい。