昨晩も総じて揉み合い気味の相場展開に留まった。本日も同様な感じが続く可能性がありそうだが、ただ、週末もあって、一定のポジション調整の動きが波乱につながる可能性には、注意しておきたい。
経済指標としては、英4月GFK消費者信頼感調査と3月ライトブーム住宅価格、日本の3月全国消費者物価指数、英3月小売売上高、ユーロ圏各国の4月製造業・サービス業PMIの速報値、英4月製造業・サービス業PMIの速報値、加2月小売売上高、米4月製造業・サービス業・総合PMIの速報値などが発表される。
注目は、新日銀のスタンスが現状維持とされて、円売りに繋がっているが、本日の3月全国消費者物価指数が、強い結果となった場合、こういった見方に疑念が高まるかもしれないので一応注意。また各国のPMIでは、景況感格差が見えた場合、一定の大きな動きとなるか注目したい。
その他米長期金利や株価も揉み合いで影響は限られそうだが、アストロ的には、本日から水星の逆行がスタートする。通常水星の逆行期には、トレンドは作らないと言われているが、一方でテクニカルを無視した荒れた動きとなる可能性が残っていることは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、日足の一目均衡表の雲の上限を超えるも、更なる展開となっていない。週末やアストロもあって一定の調整リスクとなるか注目したい。上値は134円ミドル方向への上昇から売り場を探して、ストップは135.13越え。ターゲットは、133.86-00ゾーンが維持されると利食いとなるが、割れるなら133円ミドル前後から利食い場を探したい。また買いはこの維持から133円までの買い下がりの余裕を持って対応。ストップは132.95割れ。または、思い消えるなら132.50や132.00割れで買い下がりとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、反発が1.1076で抑えられて、調整を1.0909で維持して、もみ合いが続いている。引き続き次のレンジ・ブレイクまでは逆張りで、下値は1.0909-17や1.0896をストップ、割れても1.0831をストップに買い場探しとなる。一方上値は既に1.0990が押さえると弱く利食い優先。1.1000を越えても、1.1076をストップに売り直し場を探したい。
ポンドドルも、1.2547から調整が1.2354まで拡大も更なる展開とならず、上値は、1.2468-75が押さえるとこれをストップ、超えても1.2547をストップに反発があれば売り場探し。ターゲットは、1.2395-05が維持されると利食い、割れても1.2354を前に下げ止まりでは利食いで、また買ってもストップは、1.2354や1.2344割れで対応となる。
一方クロス円は、高値を拡大気味だが上値追いは出来ず、引き続きに19日の高値が押さえるとこれをストップに売り場探しから、ターゲットは、19日の安値維持では利食いも、割れるなら17日や13日の安値を睨んで、利食いや買い狙いとなるが、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。