今日の裏読み、表読み

今週は、比較的大きなイベントに薄い週となるが、その面では、テクニカル的な動きが中心となる可能性で対応したい。
本日の経済指標としては、NZ3月食品価格指数、加2月対内外証券投資額と卸売売上高、米4月NY連銀製造業景気指数とNAHB住宅市場指数などが発表される。
注目は、米4月NY連銀製造業景気指数となるが、直近の米国の弱い経済指標を再確認する結果となるなら、ドルの上値を押さえそうだ。
要人発言としては、カンリフ英中銀副総裁やラガルドECB総裁の発言機会があるが、直近続いたタカ派的な発言が続いても、既に織り込みの範囲で、米長期金利や株価の動向を睨みながら、神経質な展開を想定して対応したい。

戦略としては、ドル円は、134.05の上値からの調整を132.02で維持して再反発。ただ、日足の一目均衡表の雲が未だ134.48に位置しており、これが上値を抑えると上値追いも厳しい。更なる上昇では売場探しとなるが、この雲の上限までは売り上がりの余裕を持って対応したい。ストップは135円越えなどで設定出来ればベターとなる。ターゲットは、ただ、133.00-50ゾーンが維持されると利食いを優先して、こういった位置の買い下がりは、こちらも132円ミドルまで買い下がりの余裕を持って、ストップを132.17や132円割れで対応となる。利食いは、こういった下落では、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。 
ユーロドルは、反発が1.1076まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。ただ突っ込み売りは出来ず、早期1.0970-73ゾーンが維持されると買いから入っても、割れるなら止めて、1.09ミドルから買い下がり場を探して、ストップは1.0896割れ。一方上昇があっても、1.10ミドルが押さえると利食いや売り狙いで、このストップは1.1076越えとなる。
ポンドドルは、1.2547まで上昇も上値追いは出来ない。ここからの下落では、買い場探しとなるが、ストップは1.2344割れとして、買い下がりの余裕を持って対応。一方上値は、この1.2547を前に、上げ渋りでは利食い優先やこれをストップに売り狙いとなる。
一方クロス円も想定以上に上昇が続いているが、上値追いは出来ず、引き続きに、慎重に過去の高値をバックに、売り場探し。ターゲットは、前日の安値や前々日の安値維持では、利食い優先や買いも狙いながら、しっかりと反発では利食いながら対応したい。