昨晩は、FOMCを控えたポジション調整の動きが主流となった。本日は今週の最初のヤマ場を迎えることで、一定の動きが出るか注目したい。
金融政策としては、カナダ銀行とFOMCが政策金利を公表する。一応据え置きが想定されており、これは織り込みの範囲となるが、カナダ銀行は当面の据え置きが示唆されると下値を支えそう。また、FOMCでは、トランプ大統領の利下げ圧力もあって、9月以降の利下げの可能性を探る展開となるか注目した。また、利下げに投票するメンバーが、2名以上に増えると利下げ期待が高まりそうだが、恐らくパウエルFRB議長は慎重なスタンスを維持する見通しで、こういった面では、相場が強弱入り混じりそうだ。
本日の経済指標としては、NZ7月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪6月と第2四半期消費者物価指数、仏6月消費支出と第2四半期GDP・速報値、独6月小売売上高、スイス7月KOF景気先行指数、トルコ6月失業率と経済信頼感指数、独第2四半期GDP・速報値、ユーロ圏7月消費者信頼感と経済信頼感、第2四半期GDP・速報値、メキシコ第2四半期GDP・速報値、米国では、7月ADP全米雇用報告、第2四半期GDPと個人消費の速報値、6月住宅販売保留指数などが発表される。
材料が多いがFOMCを控えており、経済指標に対する反応は鈍りそう。注目しては、豪6月と第2四半期消費者物価指数は強弱次第。特に豪州は利下げに慎重さが見えることで、強い結果は豪ドルを支えそう。また。、ユーロ圏と米国のGDPは、強弱差でドルが一定の動きを示し可能性はあるが、これも限定されそう。ただ、米GDPは予想が強いことで、弱い結果がリスクとなりそうだ。
その他月末を控えたポジション調整の動きにも注意を払って対応したい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、149.09-25を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて150.49、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、147.50-00が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて146.81、145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1600-50ゾーンが抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.15前後がが維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.34前後が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3453、1.3588-20、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.33前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.08-32が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、170.82が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.86、169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して199.98まで反発。上値は199.20-30が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて199.98、200.50や201円、202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、197.44-74が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.78、195.36、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、97.30-44が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は96.20-40が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて95.28-63、94.80-03、93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、89.07-23が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は88円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて87.45、86.91-05、86.66、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。