昨晩の海外(2025/01/31)

 昨晩の海外市場は、米10-12月期GDP・速報値は、予想を下回ったが、個人消費は予想より強く、週間新規失業保険申請件数が強い内容となり、強弱入り混じる結果から総じて反応は限られた。また、ECBでは、政策金利を0.25%引き下げ、声明では「理事会は特定の金利経路を事前にコミットしない」と表明、一時のドル売りも、ラガルドECB総裁が「経済は短期的に低迷が続く見通し」、「利下げをどこで止めるかの議論は時期尚早」と強調したことで、ドル売りも一服となった。米10年物国債利回りは、4.488%まで低下後4.534%の反発を限定した。
 ドル円は、154.65から154.79まで一時売りに押され、ユーロドルは、独仏のGDPが弱く、ECB理事会を前にポジション調整的に1.0390まで下落後、月末に向けたフローもあって1.0467まで一時反発、ポンドドルも1.2423から1.2477まで一時買い戻された。 
 一方クロス円では、ユーロ円は161.19から160.24、ポンド円は192.60から191.40まで一時下落、オージー円は96.36から95.80、NZD円は87.00から87.35、カナダ円は107.31から106.74で揉み合いとなった。