昨晩の海外市場は、「日銀は来週の金融政策決定会合で利上げを検討」、「今後数年間で債券購入を半減する計画」との一部報道、茂木自民党幹事長が「日本経済再生で強くて安定した円を作ることが必要」との発言が伝わったことで、円の全面高が続いた。一方で、ドルは米7月サービス業と総合PMI・速報値は予想より強い結果も、製造業PMIや6月新築住宅販売件数が予想を下回り、米10年物国債利回りが4.258%から4.210%まで低下後4.288%まで反発したことで、売りも限定された。
ドル円は、5月6日以来の153.11まで下落後154.10まで反発、ユーロドルは、独ユーロ圏7月製造業とサービス業PMI・速報値が予想より弱い結果となったことで、1.0826まで下落後1.0867まで反発、ポンドドルは、英7月製造業とサービス業PMI・速報値が、総じて予想の範囲に留まったが、1,2777から1.2937まで反発したが、その後は売りに押された。
一方クロス円は、軟調な株価もあって総崩れ。ユーロ円が166.14、ポンド円が197.78、オージー円は101.06、NZD円は91.00まで一時下落、カナダ円は、カナダ銀行が政策金利を4.75%から4.50%に引き下げ、声明で「インフレが予想通りに緩和すれば、追加利下げが可能」と表明したこともあって110.96まで売りに押された。