昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数は予想より改善も、米6月消費者物価指数が、前月比で-0.1%、前年比で3.0%と予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが4.168%まで急落、ドル全面安となった。尚政府関係者の話として「政府・日銀が為替介入を実施した」との一部報道で伝わったことで、円が急騰した。神田財務官は「介入の有無についてコメントする立場ではない」、為替介入の有無に関しては「(通例通り介入実績を)月末に公表させていただく」と述べた。前回の介入時も、同様の発言をしていること、ドル円相場が4円以上急落していることを考えると介入の可能性はあるのかもしれない。また、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は、
「何らかの政策調整が正当化されるだろう」、「経済は今年1-2回の利下げが適切な軌道に乗っているようだ」と今夜の弱いCPIを受けて、ハト派に傾いた発言をしている。
ドル円は、161.62から157.44まで一時急落、ユーロドルが1.0900、ポンドドルは、1.2649まで一時上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が171.58、ポンド円は203.85、オージー円は107.01、NZD円は86.53、カナダ円は115.75まで一時下落した。