昨晩の海外(2024/05/11)

金曜日の海外市場は、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が、予想を下回ったが、期待インフレが予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが、4.443%から4.508%まで上昇も、ドル買いは限られた。尚、ボウマンFRB理事が「年内の利下げは正当化されないだろう」、ローガン・ダラス連銀総裁が「利下げについて考えるのは時期尚早」、グールズビー・シカゴ連銀総裁は「インフレが3%前後で停滞しているという証拠はあまりない」、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は「金融政策がどの程度引き締め的かについて慎重な姿勢」と発言したが、反応は限られた。
 ドル円は、155.90までじり高、ユーロドルは、4月11日分ECB理事会議事録で「ディスインフレプロセスが継続しているとの確信を強めている」、「インフレ率がタイムリーかつ持続的に目標に戻るという十分な信頼を得るには、さらなる証拠を確認し、次回の金融政策会合まで待つのが賢明である」と示されたが、反応は見えず1.0790から1.0760で揉み合い、ポンドドルは、英1-3月期と月次GDP・速報値が予想を上回ったが、1.2542から1.2503でのレンジ推移に留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円が167.97、ポンド円は195.35、オージー円は103.11、NZD円は93.92まで反発、カナダ円は、加4月雇用統計が、総じて強い結果を示したことで、114.21まで上昇した。