昨晩の海外市場は、米経済指標の発表のない中、FOMC議事録を控えて、米10年物国債利回りが、4.329%まで上昇も、ドル買いは限られた。尚、FOMCFOMC議事録では、「政策金利がピークに達した可能性が高いと認識」としながらも、「大半の当局者は急速な利下げのリスク」、「一部の当局者はインフレの進展が停滞する可能性」を指摘したことが示されたが、総じて想定内の内容に留まったことで、ほとんど影響は見えなかった。またウンシュ・ベルギー中銀総裁の「利下げを期待するのは時期尚早」、ボウマンFRB理事の
「利下げの時期は確実に今ではない」との発言が伝わっている。
ドル円は、149.94から150.39まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏2月消費者信頼感・速報値が、若干予想より改善が見えたが、1.0790から1.0824に反発は限定され、ポンドドルは、1.2603から1.2642での推移に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円は161.95から162.60、ポンド円は189.16から189.82、カナダ円は110.86から111.34まで反発も、オージー円は98.60から98.25、NZD円は93.00から92.65まで利食いに押された。