昨晩の海外(2024/02/09)

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が、21.8万件と予想の22.0万件より強い結果となったことで、米10年物国債利回りが4.172%まで上昇、ドル相場を支えた。尚バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「経済モデルに基づいて金利をどうすればいいのか分からない、「利下げへの確信はインフレが一段と抑制されることによって決まる」と述べている。
 ドル円は、東京時間の清水日銀理事の「マイナス金利を解除しても緩和的な環境が続く」、内田日銀副総裁の「マイナス金利解除後もどんどん利上げするパスは考えにくい」を背景に、149.48までじり高、ユーロドルは、ウンシュ・ベルギー中銀総裁やレーンECB専務理事の早期の利下げ期待をけん制する発言に加えて、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「ECBが、今年利下げしない可能性は確かにある」と述べたことが下値を支え、1.0789から1.0742で上下の動きに留まった。また、ポンドドルは、1.2572まで一時下落したが、総じて動きは限られた。
 一方クロス円では、ユーロ円は161.00、ポンド円は、188.49、NZD円は91.02、カナダ円は111.05まで上昇したが、オージー円は97.04から96.77で上下の動きに留まった。