昨晩の海外市場は、新規材料が乏しい中、米長期金利の動向に一喜一憂する形。米10年物国債利回りは、4.135%から4.069%での上下の推移に留まり、大きな方向感は見えなかった。尚、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「現時点では今年2-3回の利下げが適切だと考える」、クーグラーFRB理事が「インフレと労働市場の冷え込みにより、ある時点で利下げが適切になる可能性」、コリンズ・ボストン連銀総裁は「将来の金利はパンデミック前の水準より高くなる可能性がある」、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「利下げには忍耐強くなるのが合理的」などと様々な見解が示されたが、反応は見えなかった。
ドル円は、148.26から147.63で上下、ユーロドルは、1.0784から1.0756で小動き、ポンドドルは、ブリーデン英中銀副総裁が「さらなる利上げが必要となる懸念が和らいできた」と述べたが、1.2642まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は、159.74から159.06ポンド円は187.27から186.55、オージー円は96.80から96.45、NZD円は90.70から90.26、カナダ円は110.15から109.61での推移に留まった。