昨晩の海外市場は、米1月ADP全米雇用報告が、+10.7万人と予想の+14.5万人を下回り、10-12月期雇用コスト指数や1月シカゴ購買部協会景気指数も予想を下回ったこともあって、一時ドル売りが優勢となった。ただ、注目のFOMCでは、政策金利が据え置かれ予想通りも、声明で「インフレ率が持続的に2%に向かっていることをより確信するまで利下げが適切とは考えていない」、パウエルFRB議長が記者会見で、「ほぼすべての当局者が、利下げが適切であると信じている」としながらも、「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」と述べたことで、巻き戻しが優勢となった。
ドル円は、146.08まで下落後、147.45まで一時反発、ユーロドルは、独1月消費者物価指数・速報値が、市場予想をわずかに下回ったが影響は見えず、ロンドン・フィキシングに絡めて1.0888まで買い戻された後、1.0795まで売りに押され、ポンドドルも、1.2751まで反発後、1.2668まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は、160.27から158.57、ポンド円は187.60から185.96、オージー円は97.39から96.45、NZD円は90.73から89.79、カナダ円は110.13から109.13まで売りに押された。