金曜日の海外市場は、米10月米住宅着工件数/建設許可件数が、予想を上回ったが、米10年物国債利回りは、4.467%から4.381%まで低下後、4.469%まで反発、揉み合い気味の展開から、ドル買いも限定された。NY株価3指数は、高値圏で方向感は見えず、総じて週末のポジション調整に左右される相場展開に留まった。尚、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は、「FRBがインフレ率2%に向けて順調に進んでいるかどうか確信が持てない」、グールズビー・シカゴ連銀総裁が「インフレは改善しつつあるが、依然として高すぎる」、コリンズ・ボストン連銀総裁は「追加利上げの検討の選択肢から外すつもりはない」と述べているが、影響は見えていない。
ドル円は、149.20まで一時下落後149.88まで反発、ユーロドルは1.0825からムーディーズがイタリアの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたこともあって、1.0916まで値を上げ、ポンドドルは、1.2374から1.2464まで反発した。
一方クロス円は、週末を控えて利食いが優勢となった。ユーロ円は162.16まで下落後163.30まで反発、ポンド円は185.32まで下落後186.58まで買い戻され、オージー円は96.94、NZD円は89.30、カナダ円は108.73まで一時売りに押された。