昨晩の海外市場は、注目の米10月消費者物価指数が、コアとともに前月比・前年比とも予想を下回ったことで、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回り4.430%まで低下、米株価3指数が、週末の政府閉鎖に対する懸念が弱まったこともあって、大きく反発したことも、リスク志向の動きにつながった。ジェファーソンFRB副議長は「高インフレがいつまで続くか不確実な場合はインフレ期待を抑制するため、強力な金融政策が必要になる可能性がある」、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「需要とインフレを抑制するにはさらなる対応が必要になるのではないかと懸念している」、グールズビー・シカゴ連銀総裁は「インフレ目標の達成までにはまだ道のりがある」と警戒感を残す発言を続けている。
ドル円は、151.78から150.16まで下落、ユーロドルは、独ユーロ圏11月ZEW景況感指数が、予想より強い内容となったこともあり、1.0887まで反発、ポンドドルも2506まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は163.82、ポンド円は188.30、オージー円は97.95、NZD円は90.38、カナダ円は109.98まで値を上げた。