昨晩の海外(2023/11/10)

昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数は、ほぼ予想通りに留まったが、米10年物国債利回りが、4.646%まで上昇、加えてボスティック・アトランタ連銀総裁が、「インフレが2%に戻ると確信できるまでは引き締め策の継続が必要」、ボウマンFRB理事が「インフレを抑制するにはさらなる利上げが必要になる可能性がある」、パウエルFRB議長もIMFの討論会で「さらなる引き締めが適切になれば躊躇しない」などとタカ派発言が続いたことで、ドルが堅調な推移となった。
 ドル円は、150.77から151.39まで上昇、ユーロドルは、1.0725まで反発後、1.0660まで下落、ポンドドルは、ピル英中銀MPC委員が「引き続き金融引き締め政策を維持するべきだ」との発言したことで、1.2309まで反発後1.2213まで売りに押された。
 一方クロス円は、パウエル発言もあって、NY株価3指数が下落を強めたことで、総じて利食いが優勢。ユーロ円が161.80から161.37、ポンド円は185.90から184.85まで下落、オージー円は97.01まで上昇後96.32、NZD円も89.87から89.29まで売りに押されたが、カナダ円は109.35から109.78まで反発した。