週末のムーディーズの米国債の格下げで、週初から若干円買いが若干進んでいるが、ただ、米国の債務の悪化は、既に一定の織り込みがあることで、影響は更に拡大しない可能性には留意しておきたい。
今週は大きな米経済指標の発表はないが、引き続きトランプ関税の行方、株価や米長期金利の動向次第で、神経質な展開が想定されそうだ。
本日の経済指標としては、NZ第1四半期卸売物価指数、英4月ライトブーム住宅価格、中国では、4月住宅価格指数、4月小売売上高・鉱工業生産、4月固定資産投資、4月失業率・都市部、日3月第三次産業活動指数、ユーロ圏4月消費者物価指数・改定値、米4月景気先行指標総合指数などが発表される。
注目としては、中国に指標や米景気先行指数などの強弱次第で、一定の動きが見えるだろうが、総じて影響は限られる見通し。
また、本日トランプ大統領が、プーチン大統領やゼレンスキ大統領と電話会談を実施する模様。この段階で停戦が決定する可能性は低いと見られるが、トランプ大統領は一定の成果を強調すると見られ、そういった報道が、リスクオンを煽る可能性には留意しておきたい。
その他今週も、中央銀行の金融イベントが続くことで、要人発言の機会が多く、今後の政策に関する発言の変化にも注意を払っておきたい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、146.10-36が抑えると弱く、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.13-67、148.28-48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、144.83を前に下げ渋りで売りは利食いで、買っても割れるなら止めて144.00、143.44、142.36、141.97割れをストップに買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は、1.1220-66が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1293、1.1320-36、1.1365-85、1.1425-40、1.1500、1.1547-75越えをストップに売場探し。下値は、1.1131が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3333が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3360-87、1.3402-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.32前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-40、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は165.21まで反発。上値は、163.11が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて163.58、164.07、164.84、165.21-43、165.97-10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は、162.38が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて161.59、160.96-14、159.17-46、158.36、157円割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して196.42まで反発。上値は194.25-31が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて195.27、196.42、197円、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、193円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて192.36、191円ミドル、190.94、189.92、187.44-47、186.02、184.38割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94円前後が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92.75が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.12、91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して87.73まで反発も、更なる展開とならず、上値は、86円前後を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて87円、87.73、88.25、88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は85円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。