今日の裏読み、表読み(2025/05/07)

昨晩は、ドルに売り戻しの動き。株価の反発も連騰続きで、トランプリスクの織り込みもそろそろ利食いも出易いことは留意しておきたい。
 本日の金融政策としては、ポーランド中銀、チェコ中銀、米FOMC、ブラジル中央銀行が政策金利を公表する。
 注目は米FOMCだが、一応政策金利は据え置きが想定されている。この点は織り込みの範囲となるが、トランプ政権の関税政策を受けて、米景気に不透明感が残る中、パウエルFRB議長の記者会見と合わせて、次の利下げのタイミングを探る形となりそうだ。ただ、総じて想定の範囲なら揉み合いが続きそうだ。
 経済指標としては、豪3月AIG建設業・製造業指数、NZ第1四半期雇用統計、独3月製造業新規受注、スウェーデン4月消費者物価指数、仏3月国際収支、英4月建設業PMI、ユーロ圏3月小売売上高、加5月景気先行指数などが発表される。
 FOMCの発表を控えており、米国の指標の発表がないことで、経済指標に対する反応は限られるが、NZ第1四半期雇用統計の結果次第で、NZドルが一定の動きを示す可能性はありそうだ。
 その他、東京市場がGW明けとなることで、東京仲値に向けてドル不足が生じやすことは、注目しておきたい。また、引き続きトランプ大統領の発言、株価の反応は注視しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に143円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売り上がってもストップは144.28越え、越えるなら止めて145.08、145.93、147.15、148.27、149.15-24のギャップ越えをストップに順次売り場探し。下値は142円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買い下がっても、141.97を割れるなら止めて、141.49、141円、140.50、139.89割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は1.1365-81が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1425-40、1.1500、1.1547-75、1.1640、1.1876、1.2042越えをストップに売場探し。下値は、1.1264-80を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3406-45が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3230-60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-64、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.64まで再反発も更なる展開とならず、上値は、162.95が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて163.57、164.02、164.64、164.90-165.10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は161円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、160.96-14、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は191.50-192円ゾーン抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて192.64、193.76、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は189.92が維持されると売りは利食い、買っても割れるならやめて、88.26-36、187.44-47、186.02、184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、93.57が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92円を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、86.36-45が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は85円を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。