今日の裏読み、表読み(2025/02/06)

 昨晩はドルに売り戻しが優勢となった。ただ、引き続きトランプ大統領の発言次第で、相場が巻き戻されるリスクがあり、追いかけるのは避けたい。
 本日は、金融政策として、英中銀とメキシコ中銀が政策金利を公表する。英中銀は0.25%、メキシコ中銀は0.50%の利下げが想定されている。想定通りであれば影響は限られる見通しも、英中銀は一部に予想以上の引き下げの可能性が指摘されており、その場合サプライズ的な展開となる。また両行とも更なる利下げの可能性が示唆されると相場の圧迫要因となる。
 経済指標としては、豪1月AIG建設業・製造業指数と12月貿易収支、スイス1月失業率、独12月製造業新規受注、スウェーデン1月消費者物価指数、英1月建設業PMI、ユーロ圏12月小売売上高、加1月景気先行指数とIvey購買部協会指数 、メキシコ1月消費者信頼感指数、米国では、第4四半期非農業部門労働生産性と単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数などが発表される。
 要人発言としては、田村日銀審議委員、ウォラーFRB理事、ナーゲル独連銀総裁やジェファーソンFRB副議長の発言機会が予定されている。注目は田村日銀審議委員で、12月の決定会合の「主な意見」で、タカ派的な意見が散見されており、今後も利上げを続ける姿勢が示されると円の下値を支えそうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は、154円前後が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて、155.52をストップに売り直し。更には155.88-98や156.25、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26越えをストップに順次売り場探し。下値は、151.80が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持する形。下値は、1.0350前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0272、1.0211、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.0468を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.2464が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2379、1.2249、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2576を前に買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、157.97まで一時下落も、これを維持する形。下値は157.97が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて157.56をストップに買い直し。更に割れても156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は160.71を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も189.34まで下値を拡大後、再度押し目を狙う形。下値は、189.95-03が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて189.34、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、193.17-38が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、193.78-38、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.62まで下値を拡大。下値は94.62が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、96.76-94が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて97.52、98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、85.70まで下落が拡大。下値は85.70が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、85.36、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、87.36-48が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.97や88.25、88.85、89.28、89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。