今日の裏読み、表読み(2025/02/04)

 昨晩は、トランプ関税の発動を睨んだ週初からのリスク・オフの動きも、一定分の織り込みが発生したことで、巻き戻しが優勢となった。市場が敏感に反応した形となるが、ただ、こういった面では、「噂で売って、事実での買い戻し」の可能性もあり、追いかけるは危険となるが、今後も様々なトランプ大統領の発言で相場が荒れる可能性は留意しておきたい。
 経済指標としては、日1月マネタリーベース、仏12月財政収支、米国では、12月雇用動態調査、12月製造業新規受注と耐久財受注・改定値、メキシコ1月製造業PMI、NZ第4四半期失業率と就業者数増減などが発表される。
 注目としては、週末の米雇用統計を睨んで、12月雇用動態調査の結果次第で、相場が一定の動きを示しそうだ。ただ、本丸の非農業部門雇用者数が出るまでは、動きは限定される見通し。
 尚、週末の米雇用統計の発表では、同時に米労務省が、2023年4月-2024年3月までの1年間の年次基準改定値を公表する。昨年暫定値として、非農業部門の雇用者数を80万人程度下方修正しており、この結果の方が注目を集めることは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は、155.88-98が抑えると買いは利食い優先、売りは越えるなら止めて、156.25や156.58-75越えをストップに売り直し。超えても158.20、158.87、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は、153.72-02が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0141まで下落も、これを維持する形。下値は、1.0211がこれが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0141、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.04を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは1.0435や1.0467をストップに売り上がり。更に超えても1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大も維持する形。下値は、1.2300-50が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2249割れをストップに買い直し。更に割れても1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2472-77を前に買いは利食い優先で売っても超えるなら止めて、1.2500や1.2524をストップに売り直し。更に超えても1.2576、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、157.97まで一時下落も、これを維持する形。下値は157.97が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて157.56、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は160.48のギャップの上限が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて161.51、162.49-71、164.08-55、164.90-165.10、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も189.95まで再下落。189.34まで下値を拡大後、再度押し目を狙う形。下値は、189.95が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて189.34、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、193.04-38が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、194.04-38、193.77-03、194.76-78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、94.62まで下値を拡大。下値は94.62が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、93.60-87や93.42割れをストップ、更には92円や91円、90.13割れをストップに買い直しとなる。上値は、96.94が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて97.52、98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、85.70まで下落が拡大。下値は85.70が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.36、84円、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、87.38のギャップの上限が抑えると買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて87.96や88.25、88.85、89.28、89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。