今日の裏読み、表読み(2024/07/31)
金融政策としては、日銀金融政策決定会合、米FOMCが政策金利を公表する。
日銀は、オペの減額が発表されるが、減額が予想を下回ると失望の動き、また政策金利に関しては、昨晩NHKが「0.25%の利上げを協議」と報じたことで、円の買い戻しが強まっている。ただ、そうなると既に大分織り込んだ形となり、想定範囲なら円の売り戻しのタイミングとなりそうだ。
一方FOMCは据え置きが想定されるが、声明やパウエルFRB議長が、9月の利下げの可能性を示唆する可能性がありそう。断定はできないが、その場合は一定のドル売りのタイミングとなる可能性に留意しておきたい。
経済指標としては、NZ6月住宅建設許可件数、7月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、日本では、6月小売業・百貨店・スーパー販売額、6月鉱工業生産・速報値、6月新設住宅着工戸数と7月消費者態度指数、6月27日-7月29日分の介入実績、豪州では、6月小売売上高、6月と第2四半期消費者物価指数、6月住宅ローン・民間部門貸付、中国の7月国家統計局の製造業と非製造業PMI、独6月輸入物価指数と7月失業者数・失業率、仏7月消費者物価指数・速報値と6月卸売物価指数、ユーロ圏7月消費者物価指数・速報、メキシコ第2四半期GDP・速報値、加5月月次GDP、米国では、7月ADP全米雇用報告、第2四半期雇用コスト指数、7月シカゴ購買部協会景気指数と6月住宅販売保留指数などが発表される。
材料が多く注意が必要だが、日本の介入実績は、予想通りなら影響は少ないが、予想を上回ると財務省の強力な円安防衛の姿が意識されそう。豪6月第2四半期消費者物価指数は、強い結果が見えた場合、8月7日のRBA理事会での利上げの思惑につながり易い。中国の7月国家統計局の製造業と非製造業PMIは強弱次第も、影響は少ないが、ユーロ圏7月消費者物価指数・速報は昨日の独CPIが強かったこともあり、強い結果が見えた場合、ECBの利下げの可能性が遠のくことで、一定のユーロの買い戻しにつながる見通し。また、米7月ADP全米雇用報告は強弱次第だが、週末の雇用統計に向けて、強い結果の思惑を促しそうだ。
戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が151.94まで拡大も、これを維持する形。下値は、151.86-94割れをストップとして押し目買い場探し。割れても150.80、150.27割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、155.03-22ゾーンを前に、上げ渋りでは買いは利食いで、これを前に売り上がっても越えるなら止めて、156.00-27越えをストップに、売り直しで、更には156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86、159.45、160.26、160.65、161.75-95越えをストップに、順次売り場探しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.0948まで反発も上値を抑える形。上値は、1.0870を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0903、1.0948、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0778-98が維持されると、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.2867-88を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.2938-43をストップに売り直し。更には1.3045、1.3143をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.2807の維持では売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、1.2741-54、1.2613-16割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が164.83まで拡大もこれを維持する形。下値は、164.83割れをストップに押し目では買い場探し。割れても164.48、163.02、162.28割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、167.95を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、168.20、169.21、169.73-70、170.51、171.15、171.88、。172.92、173.44、174.75-175.11、175.43や178越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が195.88まで拡大も、これを維持する形。下値は、195.88をストップに押し目買い、割れても194.75-05、193.00、191.68、190.00割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、199.48を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、199.83、200.19、201.85、202.38、203.16、204.24、205.79、206.35、206.73、207.57-87、208.12越えをストップに順次売り場探し。
豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が99.22まで下値を拡大も、これを維持する形。下値は、99.22をストップに押し目買い、ストップは99.06割れ。割れても97.78、96.90をストップに順次買い場探しとなる。上値は、101.78を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、102.29、103.12をストップに売り直し、超えても103.52-82、104.41-62、105.43、105.78、106.83、107.10-22、107.87、108.24、109.38越えをストップに順次売り場探しとなる。
NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を89.80まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、89.80をストップに押し目買い、割れても89.27、88.64、87.68割れをストップに買い直し。上値は、91.53が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて91.92、92.80、93.20-45、94.00-10、95.30、96.41、97.26、97.65、98.12-28、98.54-60、99.03をストップに順次売り場探しとなる。