今日の裏読み、表読み(2024/07/15)
本日は、東京市場が休場で、アジア時間の動きは少なそう。今週は大きな材料はなく、ECB理事会を睨んだ展開も、連続利下げは想定されず、引き続きドルは揉み合いを続けそう。一方円絡みでは、先週の当局の介入を受けて円が堅調を持しているが、だいたい介入後はまたぞろ円安の道との見方が優勢となりそう。ただ、これも夏場の休暇シーズンを控えて、利食いの円買いも出易い状況とであることは留意しておきたい。
本日の経済指標としては、英6月ライトブーム住宅価格、中国の6月住宅価格、第2四半期GDP、6月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、6月都市部の失業率、スイス6月生産者輸入価格、ユーロ圏5月鉱工業生産、加5月製造業出荷・卸売売上高、米7月NY連銀製造業景気指数などが発表される。
注目としては、中国のGDPなどの強弱が焦点となるが、だいたい中国に指標は操作されている可能性が高く、信憑性が低いことは、留意しておきたい。また米7月NY連銀製造業景気指数は、先週のミシガンが弱かったこともあり、もし弱い結果が見えると、米長期金利の低下傾向が続きそうだ。
要人発言としては、3中総会の影響はないと見られる。またパウエルFRB議長が、ワシントンDCエコノミッククラブでインタビューに答える模様。ただ、既に先週の議会証言以上の内容が出る可能性は低く、影響は限られそうだ。
戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、157.38まで下落。引き続き介入の有無は不透明だが、介入ならこの押し目は、海外勢中心に買いで攻めて来る可能性が高いことは留意しておきたい。下値は、157.38の安値をバックに、押し目買いから入ってる形。割れても156.50、155.72、155.12割れを順次ストップに買い場探しとなる。一方上値は、159.45が押さえる買いは利食いとなる。売りはこの手前を売っても、超えるなら止めて、160.26後をストップに値幅を取って売る形。超えても160.65や161.00-50、161.75-95越えをストップに、順次売り場探しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.0911まで再反発。ただ、上値追いは厳しく、上値は1.0911が押さえると買いは利食いで、売りのストップは1.0911-16越え。超えても1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0860前後が維持されると売りは利食いも、買いは1.0778割れをストップに買い下がり。更に割れても1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.2991まで再反発も、上値追いも厳しい。上値は1.2991-96が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.34143をストップに、売り直しとなる。下値は、1.29を前に下げ渋りでは、売りは利食いとなるが、買いは1.2868をストップに買い下がり、割れても1.2810-20、1.2741-54、1.2613-16割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、175.43まで上値を拡大も、更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、171.45-58を前に売りは利食いで、買い下がっても、割れるなら止めて、170.71-91、170.33、168.97-32などをストップに順次買い場探しとなる。上値は、173.43-55前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは超えるなら止めて、174.75-175.11ゾーンをストップ、更には175.43や178越えをストップに売り場探し。
ポンド円は、208.12まで上値を拡大も、更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、203.85-17を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、203円、201.96、201.07、200.35-44割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、206.35が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、206.73、207.57-87、208.12越えをストップに売り場探し。
豪ドル円は、上値を109.38まで拡大も更なる展開とならず、下値は、106.78を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、105.34-54をストップ、更には104.50-00ゾーンで買い下がって、このストップは104.81割れ。上値は、107.87が押さえると買いは利食いも、売りは108.24越えをストップに売り上がり。超えても109円前後まで売り場を探して、このストップは109.39-38越えとなる。
NZD円は、99.03まで上値を拡大も現状は上値が抑えられる形。下値は96.10を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買っても割れるなら止めて、95.55-76、95.08-27割れをストップに順次押し目買いとなる。上値は97.26が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、97.65、98.12-28、98.54-60、99.03をストップに順次売り場探しとなる。