今日の裏読み、表読み(2024/07/08)
本日の経済指標としては、日本の5月毎月勤労統計調査、5月国際収支、7月地域経済報告、6月景気ウオッチャー調査、豪6月投資用・居住用住宅ローン、独5月貿易収支、米国では、6月雇用傾向指数とNY連銀のインフレ期待が公表される。
大きな材料はないが、日本の5月国際収支に改善が見えなら良いが、7月地域経済報告や6月景気ウオッチャー調査などは円安の影響で弱い結果が想定されそう。相場に対する影響は少ないが、日銀の修正期待は高まっており、こういった面が円の下値を支えるか注目したい。
また、NY連銀のインフレ期待なども落ち着いた内容となれば、今週の物価指数の発表を前に、思惑を高めそうだ。
その他、今週末はアストロ的に、NYダウ、日経平均、為替、米国債、穀物が重要変化日となっている。大きな変化があるか注目されるが、特に株価面では、11日にファースト・リテーリングの決算発表が予定されている。高値を更新する日経平均だが、本邦の3連休を控えて、ファースト・リテーリングの決算次第だが、高値つきの可能性に注目したい。その場合、為替市場でもリスクオフの動きが出るかもしれない。
戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、161.95まで反発も、現状は上値を抑えられる形。上値は161.32-40が押さえるなら買いは利食い優先。売りは慎重さが必要だが、ストップは161.95越え。超えても162.50や163.00越えをバックに上げ渋りでは売りも検討したい。下値は、160.23-35が維持されると売りは利食いで、買は割れるなら止めて、ストップを159.27-30ゾーンとして買い直し。更には158.67-82、157.92、157.50-60、156.50、155.72、155.12割れを順次ストップに買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0666まで再下落もこれを維持して1.0843まで反発。上値は1.0843が押さえると買いは利食いで、売りはストップを1.0843-52越え、超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0778が維持されると売りは利食いも、買いは1.0710割れをストップに更に買い下がり。割れても1.0624-66、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も、1.2613まで再調整。上値は、1.2861をストップに売場探し。超えて1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2741-54が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.27前後から買い下がって、ストップは1.2613-16割れ。割れても1.2580、1.2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、174.52まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は174.52を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、175円越え、175.50や178越えをストップに売り直し。下値は、173.67-72が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、173.09をストップに買い直し。割れても172.38-48のギャップ、172.19、171.45、170.71-91、170.33、168.97-32などをストップに順次買い場探しとなる。
ポンド円は、206.45まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は、206.45が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、207円や207.99越えをストップに売り直し。下値は、205円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、204.63をストップに買い直し。更に割れても203.88をストップ、更には203円、202円ミドル前後まで買い下がって、201.96割れをストップ、割れても201.07、200.35-44、198.93割れをストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を108.60まで拡大も、上値を追いは厳しく、108.60を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは109円越えをストップに検討したい。超えても109.50や110円越えをストップに売り直し。下値は、108.05が維持されると売りは利食いで、買いは107.25割れをストップに買い下がり。割れても106円ミドルから106円前後まで買い下がって、ストップは105.34-54割れ。割れても104.50-00ゾーンでの買い直しで、このストップは104.81割れ。割れても104.03-35、103.54-60、102.62-98割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、98.86まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は98.86が押さえると買いは利食いで、売りは99.50越えをストップに売り場を探す形。下値は、98.09の維持では売りは利食いで、買い下がっても97.96割れをストップ。割れても97.09-44ゾーン割れをストップ、更に割れても96.67-79、96.10-30、95.55-76、95.08-27割れをストップに順次押し目買いとなる。