昨晩も米長期金利の反発を背景にドル買いが続いたが、引き続き未だ大きなトレンドとは言えず、追いかけるのは避けて置きたい。
金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。据え置きが想定されており、声明で利上げの可能性を残すも、一定の織り込みの範囲に留まりそうだ。
経済指標としては、日本の12月毎月勤労・全世帯家計調査、英1月英小売連合・小売売上高調査、独12月製造業新規受注、英1月建設業PMI、ユーロ圏12月小売売上高、加12月住宅建設許可件数と1月Ivey購買部協会指数、NZ第4四半期雇用統計などが発表される。
米経済指標の発表はなく、大きな注目は少ないが、ユーロ圏12月小売売上高やNZ第4四半期雇用統計などの強弱は、一定の影響が見えるか注意しておきたい。
また、本日の米長期国債の入札がスタートするが、入札時期は金利が上昇し易いこと、ブラックアウト期間明けで、FRB高官発言も続くことは留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、148.89まで再反発している。ただ、上値ではやれやれの売りも出易く、最低でも追いかけて買うのは避けたい。上値は、148.89が押さえると売り狙いも、超えるなら止めて149.67-75、150.00や150.78越えをストップに売り直し場を探したい。一方下値は、148.19-34が維持されると売りは利食いで、買っても147.69-82を割れるなら止めて、再度出来ればストップは深めの145.90割れとして、値幅を取って買い下がる形を想定したい。またもし、割れても145.58、144.36、143.65や143.42を順次ストップとして、押し目買いとなるが、こういった下落では、反発があれば、しっかりと利食って置くのが無難となりそうだ。
ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0723まで拡大。押し目では、これが維持出来るなら買っても、割れるなら止めるか、更に買い下がってストップは1.0656割れ。上値は、1.0786-18-ゾーンが押さえると利食いで、売りは、1.0898をストップ、超えても1.0933をストップに売場探し。更には1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えをストップに売り直しとなる。
ポンドドルも1.2828で反発が限定されて、下落が1.2518まで拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれをストップ、または、1.2500割れをストップに買い場探しとなる。上値は、1.2630-73ゾーンが押さえると利食い優先で、売りは、1.2773-86越えをストップ。超えても1.2828、1.2885や1.2996越えをストップに売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、 161.86で上値が押さえれて、下落が158.08まで拡大もこれを維持する形。押し目ではストップに買い場探し。158.08を割れても、157.73、157.20、156.64などを順次ストップに、買い下がってみる形となる。上値は、160.28-34を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら売りは止めて、160.93-17をストップ、更には161.72-86の売りは162.25越えをストップに売場探しとなる。
ポンド円も、188.94まで上値を押さえられて、185.23まで下値を拡大もこれを維持する形。下値はこれを前に下げ渋りでは売りは利食いで、買いも185.23をストップ、更に割れても184.95、184.38、182.75割れを、順次ストップに買い直しを検討したい。上値は、187.74を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、188.56、188.91-94越えなどをストップに売場探しとなる。
豪ドル円は、反発が97.89まで拡大も、上値が抑えられる形。下値は、95.48-50を前に下げ渋りでは、利食いや買い狙い。割れるなら止めて、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、96.93-95を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。越えいるなら止めて、97.39-70を前に利食いや売り狙い。超えて97.89-98.11ゾーン、98.55-59をストップに順次売り場探し。
NZD円は、下値を88.64で維持して90.99まで上値を再拡大も、上値が押さえられる形。下値は、89.26を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、88.47-64、87.68-85ゾーン割れをストップに順次買い直しとなる。上値は90.34を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても90.72-99、91.08や91.52をストップに順次売り場探し。