今日の裏読み、表読み(2024/07/26)

昨晩はリスク回避の動きも、巻き戻しが優勢となった。ただ、あくまでショート・カバーの動きであって、週末を考えるとまだまだ安心するのは時期尚早。円の下値は引き続き買い場となるか注目したい。
 本日の経済指標としては、日本の7月東京都区部消費者物価指数と5月景気先行・一致指数の改定値、仏7月消費者信頼感指数、ECBのユーロ圏6月インフレ期待、メキシコ6月貿易収支、米国では、6月個人所得とデフレーター、7月ダラス連銀・PCE価格指数、7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 注目としては、日本の7月東京都区部消費者物価指数は、強弱が見えても相場の反応はなさそう。米国では、6月個人所得とデフレーターや7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が焦点となるが、昨日の4-6月期GDPが予想を上回ったことが、市場で好感されているが、既にこれは過去の数値。弱い結果の場合の反応が大きくなりそうだ。
 要人発言としては、ブラジルでG20財務相・中央銀行総裁会議が開催される。特別のことはないが、鈴木財務相は、「来週のブラジルG20で、「為替の論点含め国際的な課題について日本の立場しっかり伝える」と述べているが、イエレン財務長官は、「我々は市場が決定する為替レートを信じる」、「時間の経過とともにファンダメンタルズは為替レートに反映される」としており、強い強力は得られる可能性は低い。ただ、G20自体は、ウクライナ情勢などが審議される見込みで、為替市場が特に反応することは無さそうだ。

戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が151.94まで拡大も、これを維持する形。上値は、154.32-85ゾーンが押さえると買いは利食い優先で、売りはストップを155円で検討。超えても156.00-27越えをストップに、売り直しで、更には156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86、159.45、160.26、160.65、161.75-95越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、153円前後の維持では、売りは利食いで、買い下がってもストップは151.86-94割れ。割れても150.80、150.27割れをストップに、順次買い場探しとなる。
ユーロドルは、1.0666を維持して、1.0948まで反発も上値を抑える形。上値は、1.0870を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0903、1.0948、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0826-28を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買ってもストップは1.0806割れ。割れても1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.2938-43を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3045、1.3143をストップに、売り直しとなる。下値は、1.2810-20の維持では売りは利食いで、買い下がっても、割れるなら止めて、1.2741-54、1.2613-16割れをストップに順次買い場探しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が164.83まで拡大もこれを維持する形。下値は、押し目買いから164.83割れをストップ、割れても164.48、163.02、162.28割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、167.59を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、168.05169.21、169.73-70、170.51、171.15、171.88、。172.92、173.44、174.75-175.11、175.43や178越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が195.88まで拡大も、これを維持する形。下値は、195.88をストップに押し目買い、割れても194.75-05、193.00、191.68、190.00割れをストップに、順次買い場探しとなる。上値は、198.82を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売りは越えるなら止めて、199.83、200.19、201.85、202.38、203.16、204.24、205.79、206.35、206.73、207.57-87、208.12越えをストップに順次売り場探し。
豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が99.22まで下値を拡大も、これを維持する形。下値は、99.22をストップに押し目買い、ストップは99.06割れ。割れても97.78、96.90をストップに順次買い場探しとなる。上値は、101.16を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、102.29103.12をストップに売り直し、超えても103.52-82、104.41-62、105.43、105.78、106.83、107.10-22、107.87、108.24、109.38越えをストップに順次売り場探しとなる。 
NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を89.80まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、89.80をストップに押し目買い、割れても89.27、88.64、87.68割れをストップに買い直し。上値は、91.10が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、91.92、92.80、93.20-45、94.00-10、95.30、96.41、97.26、97.65、98.12-28、98.54-60、99.03をストップに順次売り場探しとなる。