今日お裏読み、表読み(2025/01/30)

 昨晩は、FOMCの結果が一定の織り込みもあって、揉み合いが続いた。本日も総じて大きな方向感につながらない可能性は留意しておきたい。
 本日の金融政策としては、南アフリカ準備銀行と欧州中央銀行が、政策金利を公表する。両行とも0.25%の引き下げが想定されている。想定通りなら、影響は限られそうだが、一部の中銀で引き下げを一旦見合わせる動きが出ており、もしこういった面が示唆されると、相場の下支えとなるか注目しておきたい。
 経済指標としては、NZ1月ANZ企業信頼感・自社業績予想指数、豪第4四半期輸入・輸出物価指数、仏12月消費支出と第4四半期GDP・速報値、スイス12月貿易収支、独12月輸入物価指数、スイス1月KOF景気先行指数、独第4四半期GDP・速報値、英12月消費者信用残高、12月マネーサプライM4と住宅ローン貸付額・承認件数、南ア12月卸売物価指数、ユーロ圏第4四半期GDP・速報値、1月消費者信頼感・経済信頼感と失業率、メキシコ第4四半期GDP・速報値、米国では、第4四半期GDP・個人消費の速報値、週間新規失業保険申請件数、12月住宅販売保留指数などが発表される。
 注目は各国のGDPとなるが、強弱感次第で一定の動きが出ても、サプライズがなければ、動向も限られそうだ。
 要人発言としては、氷見野良三日銀副総裁の講演が注目される。先週日銀は政策金利を引き上げたが、次の利上げに関しては当面ないとの見方が主流。この辺が再確認されるとまたぞろ円売りのターゲットとなりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、158.87まで上値を拡大も現状は押さえられる形。上値は、155.79-98を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても越えるなら止めて、156.58-75、158.20、158.87、159.45、160.26、160.73、161.25、161.81-95越えをストップに順次売り場探し。下値は、154.94を前に下げ渋りでは売りは利食い。買っても割れるなら止めて153.72、153.16、152.46、151.80、150.90-00、150.00、149.36、148.65、148円割れをストップに順次買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0178まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、1.0342や1.0373が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0257-66、1.0178、1.0100、1.0000、0.9855割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.0457が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0533-40、1.0595-30、1.0653-63、1.0728越えをストップに順次売り直しとなる。
 ポンドドルは1.2100まで下値を拡大もどうにか維持する形。下値は、1.2377-94が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.2294、1.2130、1.2088-96、1.2038、1.1803割れをストップに順次買い直し。上値は、1.2500や1.2524が押さえると買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.2576、1.2607-15、1.2667、1.2730、1.2788-12、1.2926、1.3010越えをストップに順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、164.90で上値を押さえられて、直近安値を割れる展開もこれを維持する形。下値は160.96や161.54が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、159.73、159.11、158.64、157.56-86ゾーン、156.05-18、155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は162.71が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて164.08-55、164.90-165.10、166.10-12、166.69、168.00、169.21越えをストップに順次売り場探し。
 ポンド円も上値が198.96で抑えられて、189.34まで下値を拡大も維持する形。下値は、192.08-16が維持されると売り利食いで、買っても割れるなら止めて190.47、189.34、188.09、187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、193.77-03が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて194.76-78、196.02、197.55、198.26、198.96、199.56-81をストップに順次売り直しとなる
 豪ドル円は、上値を98.77で抑えられて、下値を96.07まで拡大もこれを維持する形。下値は96.07が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて95.33-53、94.71、93.60-87割れをストップに買い場探しとなる。上値は97.52が抑えると買いは利食いで、売りは超えるなら止めて98.26、98.77、99.17-23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
 NZD円は、89.45まで再反発も上値を押さえれて下落が86.69まで拡大も維持される形。下値は87円前後が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.69、86.28、85.36、83.07割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、88.25が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、88.85、89.28、89.72-90.08、90.56、91.20-34越えをストップに順次売り直しとなる。