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トライオートFX 2023年4月度_月間レポート

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4月の振り返り

4月は先月の金融市場を狂わせた金融システム不安も払拭され、ボラティリティの低い為替相場となりました。

日本では、4月から日銀総裁に植田和男氏が就任し、現在の「大規模金融緩和の維持」について言及、黒田元日銀総裁の政策方針を継続していく姿勢を示したことで、円が売られる展開となり、対円ペアは円安方向へ一方的な値動きを見せました。

米国では、5月に控えるFOMCで最後の利上げが噂されるなか、ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、JOLT求人件数、ADP雇用統計、小売売上高など、米国経済指標で予想を下回る結果が相次ぎ、たびたび米ドルが急落する場面を見せました。 このような4月の為替相場で、トライオートではどのような通貨ペアを稼働させることが収益につながったのか振り返りましょう。

4月の収益通貨ペアランキング

トライオートで人気の豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンドが1位・2位!対円では「英ポンド/円」がトップの収益を獲得

こちらは自動売買取引によるお客様の収益額を通貨ペア毎に合算し、ランキング形式に集計したものです。先月「収益があがっている」「多くのお客様に選ばれている」通貨ペアほど上位にランクインするため、お客様がどの通貨ペアで収益をあげているのかが一目瞭然です。 トライオートの人気通貨ペアの豪ドル/NZドルが1位、ユーロ/英ポンドが2位で安定の上位にランクイン。クロス円ペアでは英ポンド/円が米ドル/円を抑えトップの収益となりました。

4月の自動売買注文件数ランキング

「豪ドル/NZドル」が先月に続き1位

「英ポンド/円」はここでも2位に急浮上

こちらはお客様の自動売買の注文件数をランキングにしたものです。4月はどの通貨ペアが多くのお客様に選ばれたのでしょうか?

ここでも先月に続き、人気通貨ペアの豪ドル/NZドルが1位にランクイン。ユーロ/英ポンドは3位に後退し、英ポンド/円が2位に浮上しました。収益に引き続き、注文の多さからも英ポンド/円に注目が集まっていることが窺えます。

※注文件数は期間中に約定した新規注文と決済注文の合計。

4月の変動率と移動距離(日足,pips)

「英ポンド/円」が移動距離で全体1位を獲得

トライオートでは、一定の価格帯で推移しつつ、値動きの振れ幅が大きい通貨ペアが収益をあげやすい理想の通貨ペアとなります。この表で表す、変動率が低く、移動距離が大きい通貨ペアを稼働させることが重要となります。

先月と比較し、全体的に移動距離の低いひと月となりました。クロス円ペアは円安に傾く一方的な値動きのなか、英ポンド/円が移動距離で1位という結果になりました。英ポンド/円は先月も上位の移動距離を記録しており、相場の方向とルール設定が一致すれば、大きな収益が期待できる通貨ペアとなっています。ユーロ/英ポンドと豪ドル/NZドルはひと月の変動率が±0.2%前後の推移となっており、安定して推移している一方、高い収益も期待できる通貨ペアであることが、収益ランキングの結果からわかります。

※移動距離は次の3つの数字の合計になります。 ①日足の始値から高値 ②日足の高値から安値 ③日足の安値から終値

4月のセレクトパフォーマンスTOP3

それでは今月の収益率が高かったルールをセレクトから紹介します。
ランキングは2023年4月28日時点で提供しているルールが対象となります。
集計期間:2023年4月3日~2023年4月28日
集計時刻は朝6時となります。
※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。



1位 だいまん監修コアレンジャー豪ドル/円
こちらのルールロジックはストラテジスト だいまん氏の為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したルールロジックになります。

4月はコアレンジ帯89.1円近辺で取引を開始。4日のオーストラリア政策金利発表と、5日のニュージーランド政策金利発表の結果を受け、月初めから大きく下落するも、この下落によりサブレンジ帯に突入し、買注文を建てることに成功しました。7日の87.604円が4月安値となり、その後上伸したことで政策金利発表時の買建玉を決済することに成功。21日以降の下落で建てた買い注文についても4月終盤にかけ再度上伸したことで決済機会に恵まれ、高い収益を得ることができました。

ロジックの解説記事はこちら
ロジックの解説動画はこちら
だいまん氏のTwitterはこちら


2位 山中康司監修コアレンジャー米ドル/円
こちらのルールロジックはストラテジスト山中康司氏の為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したルールロジックになります。

4月は買サブレンジ帯133.28円近辺で取引を開始。4日発表の米国ADP雇用統計で予想をはるかに下回る結果を受け、米ドル/円は下落。この下落を買サブレンジ帯で推移したことにより買建玉を積み重ねることができました。翌5日、4月安値となる130.636円で上昇に転じたことにより積み重ねた買建玉の決済機会を得ることができました。4月中盤では小幅な下落を繰り返したものの、ひと月を通じて上昇していく値動きとなり、サブレンジ帯が幅広く設定されたルールにより、好結果となりました。

ロジックの解説記事はこちら
ロジックの解説動画はこちら
山中康司氏のTwitterはこちら

3位 コアレンジャー_カナダドル/円
売り注文と買い注文を繰り返すコアレンジと、売り注文、買い注文のみのサブレンジによって形成される当社オリジナルのロジック、コアレンジャーをカナダドル/円に適用したルールになります。

4月はコアレンジ帯98.69円近辺で取引を開始。米ドルとの値動きの連動性が高いと言われているカナダドルですが、2位【山中康司監修コアレンジャー米ドル/円】のチャートと見比べていただければ連動性が高いことは一目瞭然です。17日から20日の期間で建てた買いポジションも月終盤の上昇により、集計期間終了間際のタイミングで決済機会を得ることができ、高い収益率に繋がりました。

解説記事はこちら

4位から10位

4位~10位は「米ドル/円」と「カナダドル/円」が上位!

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

円安に傾く一方的な値動きを続けた対円ペアでしたが、米国の経済指標が軒並み予想を下回る結果が続いたために、米ドル/円に限り、下落によって新規注文を建てる機会がその他のクロス円ペアと比較して多かったと推測されます。TOP3も含めて、米ドル/円とカナダドル/円が上位を占める結果となりましたが、このように収益の良し悪しは通貨ペアに大きく依存することを考慮して取引を行なっていただくことが重要となります。

収益ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。
期間収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金

※「期間損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。
※注文の価格帯と現在価格が乖離しているセレクトは除いております。

おわりに

4月はボラティリティ(変動)の低い月となりましたが、米国の金融システム不安の払拭、日銀新総裁が金融緩和継続を明言したことなどの影響で対円ペアは一方的に上昇を続ける相場となりました。こうした一方方向に価格が変動する相場でセレクトを稼働する際はそれぞれのルールの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況にも気を付けて運用することが大切です。昨年リニューアルされたバランスメーターは、口座の資金状況をひと目で確認することができるツールとなっております。ぜひ有効にご活用ください。

バランスメーターの活用方法(動画)

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