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トライオートFX 2023年3月度_月間レポート

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本レポートは2023年3月31日時点で提供しているルールが対象となります。
集計期間:2023年3月1日~2023年3月31日
集計時刻は朝7時となります。

3月の振り返り

 3月は米国シルバーゲート銀行、米国シリコンバレー銀行、米国シグネチャー銀行、クレディ・スイスの経営破綻や買収、またドイツ銀行の株価急落が話題となるなど相次ぐ金融システム不安に振り回される為替相場となりました。
 月初にシルバーゲート銀行の経営問題が報道され、リスク回避の円買いが始まった米ドル/円とクロス円は軒並み下落し、月半ばにかけて、リスク回避ムードの強い値動きとなりました。
 月終盤には、米国当局による預金保護措置の言及や、他銀行による買収合意報道があり、不安後退によるリスク回避ポジションの巻き戻しがおき、クロス円ペアは月末まで上昇を続けました。
 米国の金利上昇による銀行の苦境に、市場からは近々の利上げ停止や年内の利下げといった推測が浮上しましたが、パウエルFRB議長は「年内にさらにもう1度の利上げ」を示唆。カシュカリ ミネアポリス連銀総裁は、「インフレ低下のために、1年ほどの期間は現在の金利水準を維持する必要がある」と発言。一部の銀行が金利上昇に喘ぐなか、FRBを筆頭に各国の中央銀行がどのような政策を取るのか。今後の金利動向に注目です。
 このような3月の市場において、トライオートではどのような通貨ペアのパフォーマンスが高かったのか、振り返りましょう。

3月の変動率と移動距離(日足,pips)

「ユーロ/円」と「英ポンド/円」が移動距離で上位!

月前半の下落から、後半の上昇を経て、ユーロ/円と英ポンド/円が突出した移動距離を記録。対してユーロ/英ポンドや豪ドル/NZドルなど長期間のレンジ帯を形成しやすいトライオートの人気通貨ペアの移動距離は2,500pips前後の記録となり、安定した推移となりました。

※移動距離は次の3つの数字の合計になります。
①日足の始値から高値 ②日足の高値から安値 ③日足の安値から終値

3月の自動売買注文件数ランキング

マニュアル取引で圧倒的人気「米ドル/円」は自動売買では4位!

(インヴァスト証券作成)

こちらは3月のお客様の自動売買取引による注文件数をランキング形式に集計したものです。
豪ドル/NZドルとユーロ/英ポンドの2ペアが堂々の1位と2位にランクイン。FXで圧倒的人気を誇る米ドル/円はトライオートの取引でも人気が高く、4位にランクインしております。
※注文件数は期間中の約定した新規注文と決済注文の合計。

3月のセレクトパフォーマンスTOP3

それでは実際にどのようなセレクトが高い収益を獲得したのか確認しましょう。
※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

1位 江守哲監修コアレンジャー英ポンド/円

こちらのルールはストラテジスト 江守哲氏の2023年3月までの為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したルールになります。

3月はコアレンジ帯166円近辺から取引を開始。シルバーゲート銀行の経営破綻から始まった金融システム不安により、徐々に市場はリスク回避ムードになりました。月末24日まで円が買われ、英ポンドは売られる展開が続きました。16,20,24日と3度にわたり、買サブレンジ帯(159円)で買いポジションを建てることに成功後、約718pips大幅上昇したものがコアレンジ帯にて推移したことで、着実に実現益を積み重ねることができました。

解説記事はこちら

解説動画はこちら

江守哲氏のTwitterはこちら

2位 コアレンジャー英ポンド/円

売り注文と買い注文を繰り返すコアレンジと、売り注文、買い注文のみのサブレンジによって形成される当社オリジナルのロジック、コアレンジャーを英ポンド/円に適用したルールになります。

実は、2月の収益ランキングも、1位【江守哲監修コアレンジャー英ポンド/円】(以下【江守哲監修】と称する)に続き、2位【コアレンジャー英ポンド/円】という結果でした。【江守哲監修】との違いはコアレンジ帯のエントリー数。【江守哲監修】のコアレンジ帯が計26個の設定に対し、こちらは計74個の設定数となっています。エントリー数が多いだけに推奨証拠金も多くなっていますが、幅広くコアレンジ帯で設定することにより、安定的に収益を生み出すことが可能となるルールです。

解説記事はこちら

3位 コアレンジャー_ユーロ円

売り注文と買い注文を繰り返すコアレンジと、売り注文、買い注文のみのサブレンジによって形成される当社オリジナルのロジック、コアレンジャーをユーロ円に適用したルールになります。

3月はコアレンジ帯145.4円近辺で取引を開始。15日、サウジ・ナショナル・バンクがクレディ・スイスへの追加投資を見送ったことで、ユーロ/円は4時間で約466pipsの大幅下げとなりました。3月は英ポンド/円に次ぐ2番目の移動距離を全期間コアレンジ帯で推移したことにより、着実に収益を積み重ねる結果となりました。

解説記事はこちら

4位から10位

4位と5位にも「英ポンド/円」「ユーロ/円」がランクイン!

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません

TOP3と同じくクロス円ペアが上位にランクインしました。
英ポンド/円、ユーロ/円以外のクロス円ペアも上下に大きく価格の振れるひと月となり、収益機会に恵まれました。

収益ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。
期間収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金

※「期間損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。
※注文の価格帯と現在価格が乖離しているセレクトは除いております。

おわりに

 3月はヘッドラインに振られるボラティリティ(変動)の高い月となりました。こうした相場でセレクトを稼働する際はそれぞれのルールの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況にも気を付けて運用することが大切です。昨年リニューアルされたバランスメーターは、口座の資金状況をひと目で確認することができる便利なツールとなっております。ぜひご覧ください。

バランスメーターの活用方法(動画)

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