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『セレクト』ルールの見直し!2023年4月

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トライオートでは2023年4月29日に『セレクト』で提供しているFXのトレードルールの見直しをおこないます。対象のトレードルールは当社オリジナルの「コアレンジャー」、「ハーフ」、「ハイブリッド」、「スワッパー」になります。前回のセレクトのバージョンアップから約半年が経過したことから、トレードルールがいまの相場に合っているかを確認し、必要な場合は設定の変更をおこなうものです。なおETFのトレードルールに変更はありません。

1. 見直しの背景

前回のセレクトのバージョンアップ以降の半年間では、欧米の金融機関経営不安や諸外国の金融政策動向が為替相場のテーマとなり、リスク回避の動きが顕著に見られました。ドル円は昨年10月につけた152円から歴史的な円安水準から落ち着きを取り戻し、130円から140円の水準で推移しました。

トライオートの運用では「稼働するトレードルールが相場とあっていること」が大切です。セレクトをご利用のお客様に、より相場状況にあったトレードルールを選んでいただくことを目的に見直しを行いました。

前回のセレクトのバージョンアップについての記事はコチラ

2. ルール見直しの考え方

見直しにおいては現在セレクトで提供しているトレードルールのレンジ幅に、実際の価格がどの程度入っていたか確認しました。対象の期間は2022年12月1日から2023年3月31日。日足の終値を利用し、日次で評価しています。一定の割合レンジ幅の外で推移したものは、設定の変更をおこないます。また、レンジ幅の中で推移している通貨ペアについては、レンジが引き続き有効と判断し、変更の対象とはしていません。

その結果、今回は「豪ドル/米ドル」の1通貨ペアのみ設定変更をいたします。

その他の通貨ペアについては、レンジ幅が引き続き有効であることが確認できました。

豪ドル/米ドル」を稼働しているお客様はこの機会にトレードルール見直しをご検討ください。

「豪ドル/米ドル」のレンジレビュー

豪ドル/米ドルの約半年の値動きとコアレンジャーの想定レンジ滞在状況を確認します。 一時的にコアレンジで推移しましたが、それ以外の多くの期間でサブレンジ、もしくはレンジ外で推移しています。このことから想定レンジとトレードルールの変更対象となります。

(出所:インヴァスト証券作成)

参考までに今回見直し対象とならなかった米ドル/円についても確認します。

米ドル/円は昨年12月のバージョンアップ後、ほとんどの期間をコアレンジの中で推移しています。この場合は想定レンジが想定内で推移しているため、トレードルールの変更を行いません。

(出所:インヴァスト証券作成)

米ドル/円以外の通貨ペアも今回の見直しでは、コアレンジやサブレンジで推移しており、相場にあっていることが確認できました。このように定期的なトレードルールの見直しを行っていただくことで、収益機会を増やしていくことにつながります。

3. ルール変更の考え方

今回、豪ドル/米ドルのレンジ設定については、参考とする相場の期間を「2021年4月から2023年3月末」としました。

アメリカでは一年間続いた利上げの金融政策から転換点を迎えようとしています。一方でオーストラリアはすでに4月の段階で利上げを停止しています。このことから原油価格や中国の経済状況によって、豪ドル/米ドルの方向感も大きく変化してくると想定されます。また引き続き原油価格に大きく影響を与えるロシアウクライナ問題も解決していないことから、豪ドル/米ドルの想定レンジを広く設定しました。上限を2021年5月につけた0.787として、下限を2022年10月につけた0.613と参考期間の最高値と最安値水準として、想定レンジを設定しました。

(出所:インヴァスト証券作成)

この想定レンジからトレードルールの見直しを行いました。自動売買プログラムの売買設定詳細は下記をご覧ください。

コアレンジャーの特徴

ハーフの特徴

ハイブリッドの特徴

スワッパー

※なおコアレンジャー・ハーフ・ハイブリッドは、売り注文と買い注文の両方を発注するため、両建てになる可能性があります。両建てはスプレッド・金利が二重にかかること等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。

4.セレクトの運用ポイント

セレクトを稼働して運用するポイントとして意識していただきたいことをお伝えします。

①稼働しているセレクトが相場状況とあっているか確認しましょう

相場状況によっては、稼働時に想定していたレンジから外れてしまう場合があります。

これを稼働中のままにした場合、なかなか取引は行われず、資金だけが拘束されてしまい、資金効率が悪くなってしまいます。定期的に稼働中のセレクトと相場状況を確認し、稼働の見直しをおこなっていただくことで、資金効率を改善することが可能になります。

米ドル/円のコアレンジャーで確認します。

(出所:インヴァスト証券作成)

現在の米ドル/円は買いのレンジと売りのレンジの中心部分で推移をしてきています。この場合には米ドル/円の値動きが発生したら取引が行われやすくなります。

反対に買いのレンジと売りのレンジから外れた価格で推移している場合には、ほかのセレクトに乗り換える、一部の注文の稼働を停止し、別の異なる自動売買プログラムを稼働すること、稼働を停止する注文を検討することがセレクトを運用する中で資金効率の面で重要になります。

②バランスメーターを活用して口座の資金を管理しよう

(出所:インヴァスト証券作成)

バランスメーターはお客様の建玉数量と注文数量をもとに、資金を有効に活用できているかを表すツールです。

「バランスが良い(VERY GOOD)」が最も資金と取引のバランスが取れている状態となります。別のトレードルールなどを稼働させる場合には、このバランスメーターを参考に取引数量を調整していただくことで、リスクとリターンのバランスを取った運用が可能になります。

バランスメーターの使い方はコチラをご覧ください。

5.おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今後も相場状況等を鑑み、さまざまな投資方法や自動売買のトレードルール等をご提案していければと思っております!インヴァスト証券をどうぞよろしくお願いいたします。