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円安が加速したゴールデンウィーク ― トライオートの取引結果は?

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はじめに

年初から再燃した円安の流れは止まらず、ゴールデンウィーク中には一段の円安が加速し、米ドル/円は一時的に160円台まで上昇。その後、政府・日銀による介入とみられる動きから、わずか数日で1ドル=151円台まで押し戻す激しい動きとなりました。円相場の乱高下は為替市場全体に波及し、各通貨の値動きが高まりました。

本ブログでは、ゴールデンウィークの振り返りとして、継続する円安相場および連休中の不安定な為替相場において、米ドル円を中心とした対円通貨ペアと、トライオートがご提案する「三大陸」通貨ペアについて、運用成績の比較をご紹介します。

1. 過去1年の値動き

米ドル/円、クロス円

下図は今年のゴールデンウィークを含めた直近1年間の米ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円の変動率です。

過去1年間の変動率

 出所:TradingVew

いずれも1年間で10%以上も円安方向に変動。ゴールデンウィーク期間中は、激しく乱高下するも円安トレンドは継続しています。

トライオートにおける米ドル/円・クロス円の取引
・円安トレンドが継続しているため、レンジ戦略が組みにくい
・値動きが激しいため、直近の値動きでのレンジ幅が見極めづらい

「三大陸」通貨ペア

「三大陸」通貨ペア(豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンド、米ドル/カナダドル)のゴールデンウィークを含めた直近1年間の変動率が下図です。

過去1年間の変動率

出所:TradingVew

豪ドル/NZドル、米ドル/カナダドルは、一時的にトレンドを形成しながらもレンジで推移。ユーロ/英ポンドは、比較的小幅な値動きでレンジ内を推移しました。
また、ゴールデンウィーク期間も大きな変動がなく、為替市場の変動が高まった中でも、これらの通貨ペアの価格は安定していたことがわかります。

トライオートにおける三大陸通貨ペアの取引
・一定のレンジで推移をしているため、レンジ戦略に向いている
・各通貨ペアの相関性が低く、同じような値動きをしにくいため組み合わせて分散投資効果が狙える

三大陸通貨ペアは、乱高下する円相場の影響も受けるリスクが少なく、今後も、円安トレンドの継続や政府・日銀による介入が実施されても、円相場の影響を受ける可能性が低いといえそうです。

2. ゴールデンウィーク期間中のお客様の成績

次に、ゴールデンウィーク期間中の成績がどうだったのかを見ていきます。

期間中(2024/4/29~5/3)に、自動売買で取引をされたお客様のうち実現利益となった方の割合が下図です。

トライオートの自動売買取引は、評価損を抱えながら取引を継続し、中長期的に利益を積みあげていく仕組みです。
「三大陸」など当社が考案しセレクトで提供しているルールは、基本的に抱えている評価損を相場の戻りを待つまで決済(損切り)しない設定となっています※。そのため、実現利益となる方の割合が高い傾向にあります。
※ルールにより、損切りの設定が入っているものがあります。

利益をあげた割合が57%と低かった「米ドル/円だけ」で取引をしていた方は、ロスカットやご自身の判断で損切りの決済を行い、運用を停止した方が一定数いました。その後の取引が止まったことから利益を上げられた割合が低かったといえます。

一方、三大陸(豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンド、米ドル/カナダドル)だけで運用していた方は、利益を上げた方が93%と高く、ロスカットとなった方はいませんでした。

当該期間において、「三大陸」通貨ペアによる運用では、短期間の相場の急変によるリスクを避け、ほとんどのお客様が取引を継続できていました。

▼「三大陸」の効果や実績について以下のブログでさらに詳しくご紹介しています

まとめ

足元の米ドル/円をはじめとしたクロス円は、引き続き円安局面にあると考えられます。また、値動きに幅が出ていることから中長期的なレンジの戦略は組みづらい状況です。

今回の結果から、「三大陸」通貨ペア(豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンド、米ドル/カナダドル)なら、円安や米ドル/円・クロス円の乱高下によるショック相場の中でも、比較的リスクを抑えた安定的な運用ができることがわかりました。

トライオートで運用する通貨ペアを選ぶ際、また、これからトライオートでFXをはじめたい方も参考にしていただけたら幸いです。


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