マーケット

【徹底解説】トライオート「三大陸制覇」の効果 第3弾

get_post_meta($thumb_id, '_wp_attachment_image_alt', true)

はじめに

トライオートが「三大陸制覇」と題してご提案している、「豪ドル/NZドル」「ユーロ/英ポンド」「米ドル/カナダドル」の自動売買を組み合わせたポートフォリオ運用。前回の記事では相場急変に強く、リスクが分散され、収益機会が多いという、三大陸制覇の特徴について解説しました。

特集3回目となるこの記事では、3通貨ペアの中で、豪ドル/NZドル1つだけを運用した場合、ユーロ/英ポンドを組み合わせて2つを運用した場合、そして米ドル/カナダドルを加えた三大陸制覇の運用成績を比較した時、どのような差が生まれるかを見ていきます。

運用成績の比較

トライオートの自動売買では、過去の価格を用いて最大3年間の収益をシミュレーションすることができます。このシミュレーション機能を使って、通貨ペアを増やすことにより運用成績はどのように変わるのか見てみましょう。

以下は2024年4月23日時点で、3年前からそれぞれ運用していた場合の運用成績をまとめた表です。また各通貨ペアと自動売買のルールは以下です。

●1つを運用
コアレンジャー豪ドル/NZドル
●2つを運用 分散
豪ドル/NZドル・ユーロ/英ポンド
●3つを運用
三大陸_豪ドル/NZドル・ユーロ/英ポンド・米ドル/カナダドル

項目の説明
収益率:収益÷推奨証拠金
収益:実現損益+評価損益
推奨証拠金:運用資金の目安
最大損失:期間中の最大損失(収益が最も低かったとき)

インヴァスト証券作成

通貨ペアを増やすと運用が安定する
シミュレーションした期間において、3通貨ペアとも基本的にレンジ相場での値動きとなっているため、豪ドル/NZドル1通貨だけの運用でも3年間で推奨証拠金の50%の収益率、年換算で16%という高い収益となりました。

2通貨ペア、3通貨ペアの運用ではさらに収益が高く、また期間中の最大損失は低く抑えられる結果となりました。豪ドル/NZドルは2022年に一時的に設定されたレンジから外れたことで評価損が膨らんだことが要因です。

豪ドル/NZドル1つだけを運用した場合、このような値動きに大きく損益が影響を受けることになります。また口座の資金状況によってはロスカットの危険性が高まります。一方で、複数通貨ペアを運用する場合には他の通貨ペアが収益をカバーすることで全体的な評価損を抑えられていることが確認できます。

トライオート取引画面
※シミュレーションの結果であり将来の利益を保証するものではありません。

3年間の収益の推移を見てみましょう。収益は決済取引による実現損益と、保有するポジションの評価損益を足したもので、シミュレーションではグラフの白い線で表示されます。0より高いと利益が出ている状態、反対に0より低いと損失が出ている状態です。

3通貨ペアの運用においては損失が出ている期間がほとんどなく、高い安定性で右肩上がりに収益を積み上げてきたことがわかます。「三大陸制覇」の特徴としてお伝えした、リスクを抑え、高い収益をあげることを両立する結果になっています。
次に、この自動売買ルール「三大陸」がどのようなロジックで取引を行うかについて解説します。

自動売買ロジック「コアレンジャー」

各通貨ペアの取引ルールは、レンジ内で積極的に取引を行う「コアレンジャー」を採用しています。「コアレンジャー」はレンジを2つに分け、中心となるコアレンジで買と売両方で細かく売買し、コアレンジの周辺となるサブレンジでは価格の戻りを想定して大きな利幅で取引を行います。

インヴァスト証券作成

各通貨ペアの注文設定や取引ルールの詳細はこちらから確認することができます。

運用で気を付けるポイント

さて次に、実際に自動売買を稼働する際、どのような点に気を付けて運用すれば良いか、覚えておいていただきたいことをお伝えします。

①収益が出るまで半年から1年の期間は想定しておく

三大陸制覇を含め、トライオートの自動売買は収益をコツコツと積み上げていきます。そのため、すぐに大きな利益があがることを期待せず、半年、1年という長い期間での運用を想定して稼働させてください。

また、レンジ内で網のように注文を設定しているため、運用中は評価損を抱えながら取引する特徴があります。ただしレンジ内で価格が推移する場合、評価損はその後利益になるまでの一時的なものと考えることができます。
評価損について詳細はこちらをご覧ください。

長い期間運用を続けるためには、強制的に運用を終了することになってしまうロスカットに注意することが重要です。推奨証拠金を目安に、余裕を持った資金で運用することをおすすめします。

②状況によっては運用を停止させる

外国為替相場は常に変化しており、不測の事態が多く存在します。そのため三大陸制覇が想定している3通貨ペアでも将来、レンジ相場が崩れてしまうリスクが存在します。
三大陸制覇は1通貨ペアの損失を他の通貨ペアの収益でカバーすることにより安定性を保ちます。しかし、各通貨国同士の経済状況や金利政策の連動性が3通貨ペアとも同時期に崩れてしまうなどの要因から、すべての通貨ペアが想定レンジから外れてしまった場合、お互いに損失をカバーすることができなくなるため、運用を停止させるべき状況と言えます。

まとめ

10年目をむかえるトライオートがご提案する「三大陸制覇」は、これまでの高い実績をあげてきたお客様の成功体験をさらに強化するために生まれた、3通貨ペアの自動売買によるポートフォリオ運用です。
この機会に、「三大陸制覇」の稼働を検討いただけますと幸いです。