コロナ禍相場マイメイト5月は苦戦! | 2020年5月月間レポート
2020年6月12日
こんにちは。編集部鮫男です。
2020年5月度のマイメイトの月間成績レポートをお伝えします。
また、本レポートの最後にAIエージェントのシグナルを使ったマニュアル取引を行っている方への3つの注意点をご紹介しております。
ポンドドル勝率22%と大苦戦!ぐぐぐ…
単月マイメイトFX総合指数-29.5 pips | 2020年5月
5月のマイメイトFX総合指数は、マイナス29.5 pipsと苦戦した月となりました。5月の頭から月を通して全体的に右肩下がりのチャートとなっています。5月は全体的にずるずるとマイナスを出し続けた月になったことを物語っています。
マイメイト総合指数は各通貨ペアのエージェントの平均総合損益(評価損益も含める)を平均した指数です。マイメイトのエージェントAIが平均してどのくらいの損益を出しているかの指標となります。
5月の通貨ペア別平均総合損益 | 後半ずるずるマイナスの原因はポンドドル
次に各通貨ペアの平均総合損益を見てみたいと思います。
チャートを見ると分かるようにユーロドルとドル円は苦戦しているものの比較的大きな損失にならないよう耐えていることが分かります。一方でポンドドルは後半にかけてずるずるとマイナスを出し続ける結果となっています。ポンドドルの多くのエージェントは5月後半のポンドドルの上昇トレンドを捉えることができず逆張りのトレードをしてしまったケースが多かったと思われます。
ポンドドル勝率22%と大苦戦!
全期間のマイメイトFX総合指数 | 許容範囲のマイナス
5月のマイナスが全体期間を通じてどの程度のものだったのかを確認してみましょう。下図は、マイメイトスタート以来のマイメイトFX総合指数です。スタート当初に5月と似たようなドローダウンを見ることができます。マイナスとなったことは残念ですが異常値と言えるような動きではなさそうです。全体のリターンに対して損失幅は小さいというマイメイトの成績の特徴を依然として保っています。
※今月から実情をより正確に反映するためにマイメイトFX総合指数算出の際にシグナルを出していないAIエージェントを排除しております。また平均総合損益の求め方を微修正したため4月レポートの数字と差異がありますことをご了承ください。
いくら好調なマイメイトでも負けることはあります。低いドローダウンはいまだ健在です。
全期間の通貨ペア別の平均総合損益 | 6月のポンドドル動向に注視
今回、マイメイトFX総合指数の足を大きく引っ張ってしまったポンドドルですが、依然として全期間の通貨ペア別平均総合損益では1番となっています。もともとポンドドルは値動きが大きいため利益を出す時の値も大きいですが、損失を出す時の値も大きいです。6月はポンドドルのエージェントが直近の失敗を学習し、5月後半から始まったずるずるマイナストレードに歯止めがかけられるかどうかがポイントになりそうです。
ポンドドルのマイナスが増加するとドローダウンを更新するかも?6月は要チェック!エージェントの学習は間に合うのか!?
5月度マイメイト通貨ペア別分析 | エージェント損益分布
値動きと共に各通貨ペアのエージェント全体の動きを分析していきましょう。棒グラフはエージェントの数を表しております。色の濃い積み上げグラフのエリアは総合損益(実現損益+評価損益)がプラスのエージェントの数を表しています。全体的に濃い色になればなるほど利益をだしているエージェントの割合が多いということになります。折れ線グラフは通貨ペアの日足終値です。
マイメイトのシグナルを参考に実際の取引をされている方も増えていると聞いています。実トレードをされている方はここからの記事内容をお役立てください。
ポンドドルAIの損益分布 | 5月は不調気味
ポンドドルのAIエージェントの5月の平均総合損益の分布です。やはり後半にかけて全体的に色の薄い箇所が多くなっています。つまり損益がマイナスのエージェント数が増加しているということです。5月15日ごろを起点にエージェントの売買サインが外れているようです。ポンドドルのエージェントをご利用中の方におかれましては「5月後半にかけて今までにない連敗をしている!どうしよう!」という方も多くいらっしゃるかと思います。前述したとおりこの損失は異常な状態とは言えず想定できる範囲のものです。これが続くとドローダウン更新も見えてくるので引き続き6月の動きに注視してきましょう。
ポンドドルのエージェント数がかなり増えてきています。やはり総合損益No1だからでしょうか。
今、損失が出ていても慌てずに「SCORE」ページで自分のエージェントの平均利益と平均損益を確認して3回分の負け(損失)を何回の勝ち(利益)で取り戻せるかを確認しておきましょう。
ドル円AIの損益分布 | 5月は活動自粛、鳴りを潜める
ポンドドルとは反対にドル円は終始大きな変化がなくエージェントも活動自粛といったところです。平均総合損益も-17 pipsと地味です。3月のコロナ相場以降、ドル円はコロナ渦相場では鳴りを潜めじっくりと大きな値動きを待っているようにも感じます。
ドル円のエージェントをお持ちの方にとって、今はあまりエキサイティングではないでしょう。大きな値動きを期待して待ちましょう!
ユーロドルAIの損益分布 | コロナ禍相場をいち早く学習できるか!?
ユーロドルは後半にかけて損益が回復しています。3通貨中、平均総合損益が最下位のユーロドルはこのまま他の通貨に追いつくことができるのでしょうか?ポンドドルが平均総合損益のマイナスを出し、ドル円は自粛中の中、コロナ禍の相場状況をいち早く学習し対応することができるのはもしかしたらユーロドルかもしれません。今後に期待です。
ユーロドルの時代がこれから来るかも!?今後に期待!
売買サインを使ったトレード3つの注意点
以上で各通貨の今月のエージェント分析は終わりです。これまで利益が出ていたのに急に損失が出始めるとパニックになってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、大事なのは俯瞰してエージェントを見てあげることです。短期的な損益に一喜一憂するのではなく、長いスパンで取引の傾向を分析し、現状を正しく認識することがとても重要です。最後にマイメイトの売買サインを参考に取引をされる方に向けて、ご注意いただきたい点を3つだけご紹介します。
1.決済シグナルを待てず小さく利益確定していませんか?
普通になにも考えずにトレードすると、人間は自然と利益が小さく、損切が大きくなるようにできています。プロスペクト理論をはじめとした様々な研究でこういった行動は説明されています。そのため「まだエージェントが決済シグナルを出していないけど、自分が感じる十分な評価利益があるので早めに決済する」という行動はよくあることです。
しかしながらエージェントは「勝率」「平均利益」「平均損失」のバランスで最終的な累積損益を積み上げています。ここで平均利益だけを小さくするとバランスが崩れ、勝率や平均損失が同じであれば累積損益は必ず減少してしまいます。
500 pipsといった大きな評価益を我慢して待つことは非常に難しいと思います。いろいろな誘惑もあるかと思います。ご自身の判断となりますが、エージェントのシグナルを使った取引をするには、シグナルを待つことができないとエージェント本来の損益を作り出すことができないのは確かです。
2.損切決済のシグナルを無視していませんか?
FXの値動きは上がったり下がったりを繰り返します。レンジ相場の局面は多いため、「損切をせずに評価損が回復するまで待つ」ということは合理的でもあります。ただし、この場合はトレードが長期戦になることを前提に資金管理をしておく必要があります。
損切決済のシグナルが出たポジションをそのまま放置する一方、新規注文は採用しポジションを増やし続けると資金管理が難しくなります。評価損に耐えきれず大きな損切り、最悪のケースとして強制ロスカットもありえます。そうなると上記1と同じように損益バランスが崩れAIエージェントの結果とは程遠い取引結果となります。
マイメイトは、1ポジションだけを新規→決済→新規とするトレード手法です。そのため資金管理もシンプルです。マイメイトのシグナルを利用する場合には損切決済のシグナルも参考にしてみましょう。
3.取引数量を毎回変えてませんか?
こんなことありませんか?
最初は1万通貨だけエージェントのサインに従って取引をしたところ、いきなり3連勝!そこで思い切って5万通貨で取引してみた。でもその時の取引は負けたからまた1万通貨に戻した。このように気分で取引数量を変えている。
売買タイミングが全く同じでもトレード毎に数量を変更してしまうと累積損益曲線はエージェントのものと全く異なるものになります。エージェントを使って同じような損益結果を出すためには取引数量変更後、一定期間同様の数量で取引し続けてください。取引数量を変更したい場合は、口座の資金量のX%をエージェントを使ったトレードに使うといった資金管理方法を用いるとよいでしょう。
マイメイト実取引化後には選ぶだけでエージェントが代わりに取引をしてくれるので、これらは気にすることはありません。
最後に
以上、2020年5月のマイメイトの成績レポートでした。
ご自身が作ったAIエージェント以外の詳細や成績を知りたい方は、ランキングページからご覧いただけます。ランキングページはマイメイトの登録さえしていれば訪れることができます。引き続きマイメイトをよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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