
こんにちは!インヴァスト証券の山口です。
まだ、4月だというのに夏日が続いていま(した?)す。 週末にかけては、穏やかな陽気が続くということです。
さて、株式市場の方はというと、特に本邦日経平均はじり安で推移し4月17日には年初来安値を更新。 日経平均は一時18224.88まで、TOPIXは1452.15まで下落してしまいました。
陽気も春らしくなり相場もやや持ち直し、値ごろ感で買ってしまいそうな気分ですが、日経もTOPIXも、日足チャートや週足チャートは中短期的なトレンドが下向きとなっているので、日銀がETFを連日買っているとはいえ、日本株はそれほどよい環境にあるとは言えません。
また、週末にはフランス大統領選挙の1ラウンド目があります。
この投票の結果によっては、株式市場を始め外国為替もコモディティも上下どちらにも大きく窓を開けて寄り付く可能性があり注意が必要です。
大統領候補者11名のうち、上位4名は以下のようになっていて、それぞれ20%前後の支持率と三つ巴ならぬ四つ巴状態となっています。
前進! マクロン氏 国民戦線(極右) ルペン氏 ←EU懐疑派
左翼党(左派) メランション氏 ←EU懐疑派
共和党 フィオン氏
フランスの大統領選は、ざっくり言えば今週末4月23日の第1ラウンドの勝者上位2名が、5月7日の決戦投票に進むといった流れになります。 特に、上記のとおりルペン氏とメランション氏はEU懐疑派なので、今週末の大統領選の結果によっては週明け寄り付きの相場がガラッと変わります。
ポジティブサプライズは、週末の第1ラウンドでマクロン氏とフィオン氏の2名が勝ち残る場合、ネガティブサプライズはルペン氏とメランション氏の2名が勝ち残る場合でしょう。
また、地政学リスクも高まった状態が続きそうですから、週明けのリスクを考えてポジション管理をしていきたいところです。
4月20日時点(4月10日から4月19日終値時点)において、チャート分析で短期上昇トレンド転換したと判定されるETF銘柄は以下のとおりです。
短期上昇サイン点灯日 | ティッカー | 銘柄名(正式) | 銘柄名(短縮) |
2017/4/19 | TQQQ | プロシェアーズ ウルトラプロQQQ | ナスダック100トリプル |
2017/4/17 | QQQ | パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ | ナスダック100 |
2017/4/10 | XLP | 生活必需品セレクト・セクター SPDR®ファンド | 生活必需品株 |
※赤い太字はトライオートETF「自動売買セレクト」のロジックで表示されている銘柄
【ナスダック100トリプル 価格推移 3/2~4/19】
【ナスダック100 価格推移 3/2~4/19】
【生活必需品株 価格推移 3/2~4/19】
パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズは、米国のテクノロジーと消費財セクターを中心に大型株を保有するETFで、金融セクターは対象外です。
保有銘柄は、テクノロジー関連で
アップル(APPL)
マイクロソフト(MSFT)
アマゾン・ドット・コム(AMZN)
アルファベット(GOOG)
フェイスブック(FB)
インテル(INTC)
などが入ってます。
また、他にはアメリカン航空グループ(AAL)やテスラ(TSLA)、21世紀フォックス(FOXA)、スターバックス(SBUX)など、私たちになじみのある企業も含まれてます。
直近の米株式市場は、金融セクターとエネルギーセクターには弱さが見られるものの、日本の株式市場とは違い底堅く推移しているので、こういった(金融セクターが入っていないということで)ETFは面白いですね。
なお、プロシェアーズ ウルトラプロQQQはレバレッジ型のETFでパワーシェアーズ QQQ 信託シリーズに対し、3倍の運用成果(日次の運用ベース)を目指すように作られています。
なんか、どこかの彗星みたいです。
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過去1年間のナスダック100トリプルの価格推移と「ロジック:ナスダック100_追尾」と「ロジック:ナスダック100トリプル_スリーカード」の実現損益は以下のチャートをご覧ください。
【ナスダック100トリプルの日足グラフ(2016年1月4日から2017年4月19日まで)】
【ロジック:ナスダック100トリプル_追尾】
【ロジック:ナスダック100トリプル_スリーカード】