インヴァストETF月報-激動の3月相場!その中で強さを見せたのは?-

3月のマーケットを襲ったコロナウイルスショック
NYダウ平均株価は史上最高値を記録し30,000ドル目前に迫った2月から、わずか1か月足らずで9,000ドル以上も下落しました。
主な出来事をまとめてみましょう。

1.今月の主な出来事

米国株はコロナウイルスの世界的な広がりとともに2月後半から徐々に下がり、3月9日にダウ平均は約8%の急落。その後12日および16日にも10%を超える下げ幅を記録し、2008年のリーマンショックを超える1日の下落幅となりました。米国のおよそ220兆円の経済対策への期待から月後半に株価はやや持ち直しました。

原油は世界の生産量のおよそ20%を輸入する最大の輸入国が中国であることから、ウイルスによる同国の需要減少懸念を背景に年初から売られる展開が続いていました。このような中で開催されたOPEC(石油輸出国機構)会合において、ロシアの反対により減産が合意に至らなかったことから、3月7日には最大の産油国サウジアラビアが一転増産の意向を表明し、原油は翌週9日のマーケットで30%以上の暴落に見舞われました。米シェブロンやエクソンモービルなど石油関連企業の株価も急落し、前述の米国株崩落の引き金となりました。

各国の中央銀行は協調する形でマーケットの沈静化に努めました。米FRBは3月3日および7日に2度の緊急利下げをおこない政策金利は実質0%としました。英国、オーストラリア、トルコなど他の国も相次いで利下げを実施。既に政策金利がゼロ〜マイナスとなっている日本と欧州は量的緩和の拡大ー中央銀行によるETFや債券の購入増額を発表しました。

為替市場では一か月を通してドル買いが鮮明となりました。金融資産を売り現金を確保しようという動きから、流動性の高いドルに需要が集中する形となりました。

1-1.視点は実経済への影響に移る

株式市場のクラッシュは未知のものに対する「投資家の心理的な不安」で起きることが多々あります。コロナウイルスについては一ヶ月前と比べて、それがどういったものか、どう対処すれば良いのかということがわかってきているため、反応的な売りは一段落したとの見方も出てきています。マーケットの視点は経済にどの程度の影響をもたらすのかという視点に移っていくと考えられます。

2.マルチアセット成績(3月)

次に、主なETF銘柄の3月における月間騰落率ランキングから、コロナウイルスショックの相場において、どの銘柄に投資妙味がありそうか確認していきましょう。

<ETFランキング表>
※Bloombergのデータをもとにインヴァスト証券が作成。
※3/2~3/31の騰落率。

• マーケットが混乱する中、金融資産を売って現金に換える「キャッシュ化」の動きが鮮明となり、全てのアセットクラスが売られる展開となりました。

• 相対的に値下がり幅が小さいのは、リスク回避の目的で買われやすい金(ゴールド)、コロナウイルス”先進国”として既に大きく値下がりしていた中国株です。

• 反対に値下がり上位は原油です。米国株も大幅下落となりましたが、経済対策への期待から足元ではやや反発しています。

3.注目銘柄

3-1.SPDRゴールド(GLD)

金(ゴールド)は人類の歴史上で古くから常に価値を持ち続け、世界中どこでもその価値が認められるという稀有な特性から、安全資産とも言われています。「有事の金」と言われるほど、これまで株式など他の金融資産が値下がりする中で相対的に強さを発揮してきました。2008年のリーマンショックの時もリスクヘッジとして金が買われています。その金にETFで投資できるのがSPDRゴールド(証券コード:GLD)になります。金も3月はキャッシュ化の動きから売られる展開となりましたが、足元の株式市場は反発の動きがあるものの、今後の景気に与える影響を考慮すると分散投資の観点から投資先のひとつとして加えておくことは資産運用に有効な手段となると考えられます。

3-2. トライオートETF 「SPDRゴールド_カウンター」

<自動売買プログラム「SPDRゴールド_カウンター」の収益シミュレーション>
※2020年3月31日現在。期間収益率等はシミュレーションの結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

トライオートETFでは「SPDRゴールド」をマニュアル取引、または自動売買で取引することができます。
「SPDRゴールド_カウンター」というSPDRゴールドを投資対象とする自動売買プログラムのシミュレーションは、2019年後半から堅調に推移し、コロナショック相場で下ぶれはあったものの、2020年3月31日現在の損益はプラスで推移しております。乱高下する相場局面で、ポートフォリオに一定のヘッジ効果が期待されると思われます。