今年の夏はリオ五輪!金メダルの裏話と金投資

今年の夏はリオ五輪!金メダルの裏話と金投資

こんにちは!インヴァスト証券、テクニカルアナリストの山口です。

オリンピックに関しては、計画を大幅に超えるコストによる新国立競技場建設計画の白紙化や、オリンピックのエンブレムのデザイン盗用疑惑、また、ここに来て東京オリンピック招致に関する裏金疑惑などもあり、一連の2020年東京五輪のニュースは残念なものが多いですが、その前に今夏(2016年8月5日から8月21日まで)はブラジルのリオ五輪です。

ブラジルも政治・経済などなど色々問題がありますが、南アメリカ大陸で初のオリンピックということですし、お笑い芸人の猫ひろしさんがマラソンのカンボジア代表に選出される可能性が高いというニュースもあり、成功してほしい気持ちでいっぱいです。  

【オリンピックといえば、やっぱり金メダル】

オリンピックといえば、やっぱり金メダルではないでしょうか?個人的には、2000年のシドニーオリンピックで「やわらちゃん」こと谷亮子さんが大会前に「最高でも金、最低でも金」という言葉と共に出場し、言葉通り金メダルを獲得した姿が印象に残っています。

ところでこの「金メダル」って、どんな材料でできているんでしょうか?

JOCのサイトを見るとオリンピック憲章に以下メダルについての規定がありました。

・メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。

・1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。

・また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り ( またはメッキ ) が施されていなければならない。

こういうルールがあるんですね。

さて、金の価格ですが1gあたり4,330円(東京商品取引所6月限 5月25日取引終了時)程度になっています。私は個人的に数千円程度ですが純金積立をコツコツともう10年以上も続けているのですが、金って1gあたり855円(1999年9月16日、東京金先物12月限)だったこともあるんです。  

【金の価格推移】

下のグラフは金の価格推移を示したものです。

2001年頃から金価格が上昇しているのは、2001年9月11日の米国の同時多発テロをきっかけに世界的に地政学的リスクが高まったことから始まり、世界的な金余り状態の中で、中国やインドの金購入、世界経済の不透明感によるリスクオフなどが挙げられると思います。  

【インヴァスト証券でおこなえる金投資】

金に投資をする方法は様々ありますが、金の地金(じがね)や金貨など、実際に金を購入するのは、資金もある程度必要ですし、売買の手数料や手間や盗難などに備えて保管にも気を配る必要があり、個人的には煩わしさを感じます。

もう少し手軽な方法ということであれば、純金積立や商品先物取引などもあるかと思います。なお、インヴァスト証券ではトライオートETFでSPDR® ゴールド・シェア(ティッカーシンボル:GLD)がご利用可能です。

SPDR® ゴールド・シェア(GLD)の投資金は1口13,000円程度(5月25日現在、レバレッジ1倍)で、金投資が可能です。なお、SPDR® ゴールド・シェア(GLD)は、以下のような値動きをしております。

売買差損益の例としては、赤色の網掛けの下降局面(最高値133.314ドルで1口買い最安値109.422ドルで売った場合)では約2,748円の損失、緑色の網掛けの上昇局面(最安値100.041ドルで1口買い最高値123.600ドルで売った場合)では約2,504円の利益というイメージです。

【金の相場環境と今後の値動き】

金が上がりやすい局面としては以下のようなケースが挙げられます。

1. 金の需要が増える場合(インドや中国などの需要、中央銀行などの退蔵需要)

2. 世界的な物価上昇(インフレ)時

3. 戦争や世界的な株価急落などのリスクオフ時

逆に下がりやすい局面としては、

1. 金の需要が減る場合

2. 世界的な物価下落(デフレ)時

3. 世界的な金利の上昇局面

4. リスクオン時

となります。

現在、株式市場や為替市場など広い意味でのマーケットにおいては、リスクオフは後退局面にあると考えられ、米国の6月FOMCでの利上げ期待感が高まっていること、また、テクニカル的には週足の終値が下向きの13週移動平均線を下回っており、ストキャスティクスも下降トレンドなっていることなどから、個人的にSPDR® ゴールド・シェア(GLT)はあまりお勧めできる状況ではないと考えておりますが、広義のマーケットが有事等何かしらの要因によってリスクオフ(リスク回避)に傾くような場合には、金はその輝きを放つものと思われます。

SPDR® ゴールド・シェア(GLD)の詳細データはこちら