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トライオートFX 2023年1月度セレクト月間レポート

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※本レポートの対象は2023年1月31日時点で提供しているストラテジーが対象となります。

1月の振り返り

ドル円相場は年明け早々の3日に130円を割り込み、昨年6月以来の129円台に推移しましたがすぐに上昇に転じ、6日にかけて1月高値となる134.8円まで上昇。しかし同日発表の米国雇用統計にて、賃金上昇率が鈍化する結果を受け再度下落に転じました。18日の日銀金融政策決定会合では、現在の緩和政策維持が賛成多数で決定したことでドル円は急上昇、後の定例記者会見の場で日銀黒田総裁は、金融緩和を修正する必要性がないことを明言し、内容としてはドル高円安に傾く材料となりました。1月のドル円相場も11月から続く下落トレンドを継続する下げ相場となりましたが、その下げ幅は11月(-7.2%)、12月(-4.9%)と比較し、-0.86%と大きく縮小しました。

1月のセレクト収益ランキングTOP5

このような相場でどのようなセレクトが収益を生んだのか確認しましょう。
ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。
※「損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。

期間収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金

開始日:2023年1月3日
終了日:2023年1月31日
集計時間は朝7時になります。

※注文の価格帯と現在価格が乖離しているセレクトは除いております。
12月3日よりセレクトの内容がアップデートされました。アップデートの対象となるのは「コアレンジャー」「ハーフ」「ハイブリット」「スワッパー」の一部通貨ペアが対象となります。既に注文されている設定についてはご自身で定期的に確認していただく必要があります。

1月の収益率TOP5

名前期間収益率総合損益(円)推奨証拠金(円)
だいまん監修_コアレンジャー_豪ドル/円38%128,012332,778
江守哲監修_コアレンジャー_英ポンド/円24%137,353563,070
コアレンジャー_英ポンド/円24%167,440703,646
だいまん監修_コアレンジャー_豪ドル/NZドル19%77,529405,657
ハーフ_豪ドル/米ドル17%51,137292,530
1月の収益率TOP5(インヴァスト証券作成)

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

また、上記の収益率TOP5のセレクトを構成している通貨ペアの変動率は以下のようになっています。

1月の変動率

通貨ペア1ヶ月変動率総移動距離(日足)(pips)
AUD/JPY3.23%5,890
GBP/JPY1.79%8,429
AUD/NZD1.52%2,949
AUD/USD3.37%4,160
1月の変動幅(インヴァスト証券作成)

※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
※総移動距離は次の3つの数字の合計になります。
①日足の始値から高値
②日足の高値から安値
③日足の安値から終値

セレクトパフォーマンスTop5

1位 だいまん監修コアレンジャー豪ドル/円👍👍👍

こちらのロジックはストラテジストのだいまん氏が2023年3月までの為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したロジックになります。
[注文設定]
コアレンジ帯:88.90~98.10(エントリー数:買24/売24、各数量:0.4万、利確幅:40pips)
買サブレンジ帯:85.90~88.15(エントリー数:買4、各数量:0.2万、利確幅:75pips)
売サブレンジ帯:98.85~101.10(エントリー数:売4、各数量:0.2万、利確幅:75pips)

1月はコアレンジ帯下限の88.90付近で取引を開始、サブレンジ帯(買い)まで価格を下げた後、反発しコアレンジ帯を推移しました。最も変動の激しかった18日の日銀金融政策決定会合と黒田総裁定例記者会見をコアレンジ帯で推移していたことで着実に実現益を積み重ねることができました。

だいまん監修コアレンジャー豪ドル/円(トライオート取引画面より)

ロジックの解説記事はこちら

だいまん氏のTwitterはこちら

2位 江守哲監修_コアレンジャー_英ポンド/円👍👍

こちらのロジックはストラテジストの江守哲氏が2023年3月までの為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したロジックになります。
[注文設定]
コアレンジ帯:160.00~170.00(エントリー数:買21/売21、各数量:0.2万、利確幅:50pips)
買サブレンジ帯:150.00~159.00(エントリー数:買10、各数量:0.1万、利確幅:100pips)
売サブレンジ帯:171.00~180.00(エントリー数:売10、各数量:0.1万、利確幅:100pips)

1月のTop5には【コアレンジャー英ポンド/円】が3位にランクインしており、似通った収益率となりましたが、こちらのロジックは【コアレンジャー英ポンド/円】と比較しコアレンジ帯のエントリー数が少なく、サブレンジ帯のエントリー数が多いことが挙げられます。そのため【コアレンジャー_英ポンド/円】よりも少ない必要証拠金で取引が可能です。1月は156.00のサブレンジ帯(買い)を下限、161.50のコアレンジ帯を上限にサブレンジとコアレンジを何度も往復する推移となり、サブレンジ帯買いポジションの評価益を大きく伸ばし実現益に繋げる結果となりました。

江守哲監修コアレンジャー英ポンド/円(トライオート取引画面より)

ロジックの解説記事はこちら

3位 コアレンジャー_英ポンド/円👍👍

コアレンジャーのロジックは、売り注文と買い注文を繰り返すコアレンジと、売り注文、買い注文のみのサブレンジによって形成されているロジックになります。
[注文設定]
コアレンジ帯:156.00~174.00(エントリー数:買37/売37、各数量:0.2万、利確幅:50pips)
買サブレンジ帯:150.00~155.00(エントリー数:買6、各数量:0.1万、利確幅:100pips)
売サブレンジ帯:175.00~180.00(エントリー数:売6、各数量:0.1万、利確幅:100pips)

2位の【江守哲監修コアレンジャー英ポンド/円】と異なり、集計期間全てコアレンジ帯で推移しており、コアレンジ帯のエントリー数も買いと売り合わせて74個設定されているため、1月の取引回数はTop5の中で最も多い95回となりました。18日の日銀金融政策決定会合を含め、価格が上下に大きく振れる相場をエントリー数の多いコアレンジ帯で推移したことが実現益を着実に積み重ねる結果となりました。

コアレンジャー_英ポンド/円(トライオート取引画面より)

4位 だいまん監修_コアレンジャー_豪ドル/NZドル👍👍

こちらのロジックはストラテジストのだいまん氏が2023年3月までの為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したロジックになります。
[注文設定]
コアレンジ帯:1.080~1.140(エントリー数:買25/売25、各数量:0.4万、利確幅:25pips)
買サブレンジ帯:1.050~1.074(エントリー数:買5、各数量:0.2万、利確幅:60pips)
売サブレンジ帯:1.146~1.170(エントリー数:売5、各数量:0.2万、利確幅:60pips)

1月はサブレンジ帯1.074付近で取引を開始。4日の上昇でコアレンジ帯に推移し、それ以降ほとんどの期間をコアレンジ帯に推移したことで実現益を積み重ねました。25日発表の豪CPIでは予想値を上回る結果に豪ドルが上昇、1時間で約80pips上昇する決済機会が生まれました。

だいまん監修コアレンジャー豪ドル/NZドル(トライオート取引画面より)

ロジックの解説記事はこちら

だいまん氏のTwitterはこちら

5位 ハーフ_豪ドル/米ドル👍👍

ハーフの売買ロジックは、想定レンジの中心より下側で「買い」の新規注文、上側で「売り」の新規注文を行うようにデザインされています。
[注文設定]
買レンジ帯:0.668~0.740(エントリー数:買19、各数量:0.4万、利確幅:40pips)
売レンジ帯:0.744~0.816(エントリー数:売 19、各数量:0.4万、利確幅:40pips)

1月の豪ドル/米ドルは上昇トレンドを形成していました。新規注文が買い注文のみの買いレンジ帯を集計期間総じて上方向に推移していったため、実現益を積み重ねていくことができました。

ハーフ_豪ドル/米ドル(トライオート取引画面より)

※収益率の状況により下記のように分類しています。

収益率25%以上  👍👍👍

収益率15%以上 25%未満  👍👍

収益率15%未満 👍

1月まとめ

1月の為替相場は昨年11月、12月と比較して月次変動率は低かったものの、レンジ帯を推移しながら上下に振れ幅の大きな相場であったため、総移動距離(pips)の数値は決して低いものではありませんでした。そのためTop5のうち4つがレンジ相場に強いコアレンジャーという結果になりました。
現在は物価と金利の動向が大きく相場を動かす要因となっており、25日の豪CPI発表では、発表後1時間でAUD/NZDが約80pips上昇する動きを見せ、米国だけでなく各国のCPIに市場が注目していることが窺えました。米国の利上げ終了時期や4月で任期満了を迎える日銀黒田総裁の後任者による金融政策戦略など、2月以降も物価と金利動向に注目です。
トライオートでは、定期的にセレクトの内容をアップデートしています。こちらのアップデートは既に注文されている設定についてはご自身で定期的に確認していただく必要があります。また、高いボラティリティ相場でセレクトを稼働する際はそれぞれのロジックの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況に気を付けて運用することが大切です。昨年リニューアルされたバランスメーターは、口座の資金状況をひと目で確認することができる便利なツールとなっております。ぜひご覧ください。

バランスメーターの活用方法(動画)