えらぶ

認定ビルダー「欧州メジャー通貨で自動売買:おにーさんのATM」について

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1.FXリピート系自動売買で得られるもの

FXリピート系自動売買に何を求めるか、じっくりと考えたことはありますか?高い利益率が出せる?分散効果を得やすい?そうです、FXリピート系自動売買は、設定の工夫次第で様々な効果が得られる可能性があります。
そんな中、私は既存の設定とは一味違った効果を期待しています。

それは、安定収入、つまり、
「一定の期間において一定の金額を得られること」
です。

毎週ある程度決まった額を得やすい自動売買、そんな設定に興味がある方は是非この先をお読みください。そしてこの自動売買を活用してみてください。

本プログラムの通称は「おにーさんのATM(*)」です。
(*)ATM : Automatic Trading Module の略を意図した造語

2.本プログラムのバックテスト結果

今回追加されるプログラムはEUR/GBPとUSD/CHFの2通貨ペアで構成されています。本プログラムをトライオートFXのバックテスト機能を利用して検証した結果がこちらになります。

トライオート取引画面より。※収益はシミュレーションの結果であり、利益を保証するものではありません。

過去3年に渡って安定した損益曲線を描いていることを読み取っていただけるかと思います。ただし、このバックテスト期間には2020年3月のコロナショックが含まれていないため、推奨証拠金が少なめに表示されていることにご注意ください。コロナショックの際には、EUR/GBPが0.95に到達しました。これは2009年2月以来で最も高いレートです。一方でこの時、USD/CHFは想定レンジの中央より少し高値の0.918程度でした。これらの状況を踏まえると、証拠金は上記テスト結果よりも多めに用意しておく方がベターでしょう。筆者は1セットあたり50万円程度での運用が妥当と考えておりますが、読者様のリスク許容度に応じてご調整ください。

3.通貨ペアごとの設定値

EUR/GBP

EUR/GBPは本プログラムの主力となる通貨ペアです。両建てをベースとした設定にすることで、日々の値動きを安定したペースで発生する利益に変えます。また、地理的に隣接した通貨同士のペアであるという特性上、他の通貨ペアと比べて想定レンジを狭くとりやすいため、レバレッジを効かせて利益率を向上させる効果が見込めます。


設定値(EUR/GBP)

売買 レート下限 レート上限 注文間隔 利益幅 1本あたりの通貨量
(万通貨)
0.834 0.910 40pips 40pips 0.1
0.870 0.906 40pips 400pips 0.1
0.830 0.906 40pips 40pips 0.1

Ony作成(トライオート取引画面より)
  1. 想定レンジが比較的狭いため評価損益が安定しやすい
  2. 数日周期でレンジを形成しやすいため、毎週安定したペースでの確定利益が期待できる
  3. ショートの含み損方向にはパリティ(1.00)があるため意識されやすい可能性あり
  4. ロングの含み損方向は下値余地が大きいため、0.815での損切りで対処。
  5. 3.の損切りコストはショートの400pips利幅ポジションによって得られる実現損益で軽減・相殺する

本プログラムにはロングの0.815での損切り注文を組み込んでいないことにご注意ください。ポジション1本毎に0.815で損切りとなるように損切幅を別途設定いただくか、レンジアウトして0.815に到達した際に手動で全決済してください。また、0.91以上から開始して一直線に0.815を割り込んでしまった場合は、8-9万円ほどの確定損失を出してレンジアウトしてしまう恐れがあります。
なお、記事執筆時点ではEUR/GBPは売買スワップ同値キャンペーンの対象となっています。そのため、ロングのマイナススワップポイントによる損益インパクトも最低限に抑えることができます。

トライオートFX 売買スワップ同値キャンペーン | インヴァスト証券

期間中、人気の3通貨ペア「ユーロ/円」「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」の売買スワップが同値で取引可能に!

https://www.invast.jp/triauto/blogs/news/swap_same_20230317/

なんと無期限で提供されていますので、当面はマイナススワップポイントによる損益インパクトの心配も少なそうです。

USD/CHF

想定レンジを安値部分に限定し、ロングでのリピート売買のみ行います。EUR/GBPとの相関性の低さに基づく、リスク分散と利益率の向上効果をねらっています。

設定値(USD/CHF)

売買 レート下限 レート上限 注文間隔 利益幅 1本あたりの通貨量
(万通貨)
0.850 0.920 70pips 75pips 0.1

Ony作成(トライオート取引画面より)
  1. 想定レンジが比較的狭いため評価損益が安定しやすい
  2. スワップポイントが貯まりやすい
  3. 評価損失のピークタイミングがEUR/GBPと異なる
  4. USDとCHFは過去10年間価値が拮抗しており、レンジを形成しやすい

ただし、USD/CHFの運用には常にスイスフランショックのような急落のリスクが伴います。不安が残る方はEUR/GBP単独で運用することもご一考ください。なお、USD/CHFは長期的には下落傾向の通貨ペアであるため、ビルダー設定値も定期的に見直すことを考えています。予めご承知おきください。

4.おわりに

いかがでしたでしょうか?FXリピート系自動売買は、利益を極大化するだけでなく、安定したペースでの収益を発生させる基盤になり得る可能性を秘めています。ユニークな役割を果たせるデザインとなっているため、他の資産クラスと並行運用する価値が生まれてくるのではないでしょうか。是非このプログラムを活用なさってみてください。

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