マーケット

取引開始!新3通貨ペアの一週間

get_post_meta($thumb_id, '_wp_attachment_image_alt', true)

自動売買向きの3つの通貨ペアをリリース!

2025年3月1日、レンジを形成しやすい自動売買向きの通貨ペア「ノルウェー/スウェーデン」「豪ドル/カナダドル」「NZドル/カナダドル」の取引を開始しました。「ノルウェー/スウェーデン」は北欧の隣国同士、「豪ドル/カナダドル」と「NZドル/カナダドル」は資源国同士であることがレンジを形成しやすい要因として挙げられます。

この記事では新通貨の取引開始後の1週間の出来事と、新通貨ペアの値動きについてお伝えします。

トランプ氏の動向がFX相場を揺らす中の船出

ウクライナ戦争に関する会談が決裂し欧州の軍備拡大

日本時間3月1日にウクライナ戦争に関するトランプ、ゼレンスキー両首脳の会談が決裂したことを受け、4日、欧州委員長は8000億ユーロ(約125兆円)規模の「再軍備計画」を表明しました。また2月に政権交代したドイツ政府が憲法を改正し、防衛および安全保障支出を制限の対象外にしたことで欧州の防衛関連株が上昇し、EU加盟国であるスウェーデンクローナが買われやすい状況になりました。

関税導入の先行き不安

トランプ政権は4日、メキシコとカナダに対し関税を導入しました。しかし7日、トランプ大統領は自動車など輸入品の4~5割を適用除外とする大統領令に署名しました。一部に関税導入が延期されたものの、カナダドルが売られやすい状況になりました。

原油価格下落が資源国通貨に影響

サウジアラビア、UAE、ロシアなどの主要産油国が構成するOPECプラスは3月3日、自主減産を段階的に縮小すると発表しました。

またトランプ政権の関税により景気減速の懸念が高まり、エネルギー需要が減退すると観測されていることから原油価格に下落圧力が加わっています。カナダとノルウェーは原油の輸出が経済の重要な位置を占めるため、通貨は原油価格に連動しやすく、カナダドルやノルウェークローネに売り圧力がかかりました。

どの通貨ペアが人気を集めた?

新3通貨ペアの稼動状況を見ると、ノルウェー/スウェーデンが一番の人気を集めました。

新3通貨ペアのみの稼働割合】
(ノルウェー/スウェーデン・豪ドル/カナダドル・NZドル/カナダドル)

(インヴァスト証券作成)
※3月1日から3月9日までに稼働され、3月10日まで停止されなかった自動売買が対象

次に全通貨ペアを対象に一週間稼働した自動売買では、新3通貨ペアが全取引の約50%を占めており
ユーザーからの高い注目度がうかがえます。


【全通貨ペアの稼働割合】

(インヴァスト証券作成)

まとめ

トランプ大統領を中心に各国の経済・政治状況が変動する中で、トライオートに「ノルウェー/スウェーデン」「豪ドル/カナダドル」「NZドル/カナダドル」が仲間入りしました。各通貨ペアの特徴や上昇・下落の要因に関しては下記をご覧ください。

トライオートFXに3通貨ペアが仲間入り|インヴァスト証券

セレクトでご提供しているトレードルールは過去10年間の値動きをもとに考案されており、中長期の運用を目指しています。取引開始後の1週間はノルウェー/スウェーデンは下落しているものの、設定レンジ内で推移しています。「豪ドル/カナダドル」「NZドル/カナダドル」はトランプ政権の関税圧力や原油価格の下落を背景に、レンジ中心に向かい推移しています。引き続きトランプ大統領の動向や経済状況などに注目し、ご自身が運用するルールに設定されたレンジで推移していることを確認しながら運用をおこなっていきましょう。