トライオートFX 2022年3月度セレクト月間レポート

※本レポートは2022年3月31日時点で提供しているストラテジーのうち、「コアレンジャー」、「ハーフ」、「ハイブリッド」が対象です。

※本レポートの集計期間は2022年3月4日~2022年3月31日となっています。

3月の振り返り

3月に入ってからも円安ドル高傾向は続いており、ニュースなどで取り上げられる頻度が高くなりました。また、ウクライナ情勢についても、ロシアが欧州最大級の原発を包囲、攻撃し、依然として混迷した状況が続いています。

 このような3月の相場でどのようなセレクトの通貨ペアが最も収益をあげたのか、セレクトの特性と通貨ペアのチャートを確認しながら振り返りをしてみましょう。

ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。
※「損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。

期間収益率 =(集計終了時点での損益 – 集計開始時点の損益)÷ 集計開始時点での推奨証拠金

集計期間はそれぞれ下記の日付の朝7時時点になります。
集計開始:2022年3月4日
集計終了:2022年3月31日

名前 期間収益率 総合損益(円) 推奨証拠金(円)
1位 コアレンジャー_ユーロ/英ポンド 22% 158,413 723,065
2位 ハーフ_ユーロ/英ポンド 16% 48,367 300,087
3位 ハイブリッド_豪ドル/NZドル_ユーロ/英ポンド 15% 159,726 1,075,749
4位 ハーフ_ユーロ/米ドル 14% 50,170 354,263
5位 コアレンジャー_米ドル/スイスフラン 7% 56,312 814,215
3月の収益率TOP5(インヴァスト証券作成)

セレクトパフォーマンスTop5

1位 コアレンジャー_ユーロ/英ポンド

 3月のユーロは、ウクライナ情勢の悪化による欧州景気の悪化が懸念されユーロが売られる展開となり、2020年3月以来の安値を更新しました。その後、停戦に対する期待や利上げに対する期待からユーロが買われる場面も見られました。

 コアレンジャーのロジックは、コアレンジ帯において「売り」と「買い」を繰り返し細かい利確を繰り返すことで収益を積み重ねていくようにデザインされています。ユーロ/ポンドのチャートを確認すると、期間全体で300pips程上昇しており、また短期間で激しく上下を繰り返している箇所があることが分かります。また、ほとんどの期間において、コアレンジ帯を推移していました。そのため利確機会が多く、収益率が高くなりました。

fig1. コアレンジャー_ユーロ/英ポンド(トライオート取引画面より)

2位 ハーフ_ユーロ/英ポンド

ハーフの売買ロジックは、想定レンジの中心より下側で「買い」、上側で「売り」の新規注文を行うようにデザインされています。

 3月のユーロ/ポンドは買い注文のみのレンジで推移しています。また、3月全体を通して上下に変動しながら全体としては上昇しています。そのため、細かい利確を繰り返しやすい相場となりました。また、コアレンジャーと比較すると、注文本数が少なく、必要証拠金が抑えられています。

 この2つの要因により、抑えられた推奨証拠金で大きな総合損益を生み出すことができたため、高い収益率となったと考えられます。

fig2. ハーフ_ユーロ/英ポンド(トライオート取引画面より)

3位 ハイブリッド_豪ドル/NZドル_ユーロ/英ポンド

ハイブリッドとは複数通貨でのコアレンジャーの運用を組み合わせたプログラムとなります。こちらのプログラムの特長は、リスクヘッジができることです。片方の通貨ペアの運用がうまくいかなかった場合に、相関の薄い他の通貨ペアによる運用でカバーし、リスクを分散することができます。

実際にこちらのセレクトを確認しましょう。豪ドル/NZドルのチャートを確認すると、2021年末からコアレンジ帯に入り、一方的に上昇しています。コアレンジャーが最も威力を発揮するのは、レンジ内での上下を繰り返す場合であり、このような一方向の値動きをする場合は売りの建玉が決済されずに評価損となってしまいます。このような場合に、他の通貨ペアでカバーできるように、ハイブリッドでは複数の通貨ペアで運用を行っています。実際に豪ドル/NZドルは大きな利益は望めませんでしたが、その分をユーロ/英ポンドの運用で補うことができています。

fig3. ハイブリッド豪ドル/NZドルユーロ/英ポンド(トライオート取引画面より)

4位 ハーフ_ユーロ/米ドル

チャートを確認すると、買い注文のみの範囲で372pipsと大きく上昇しました。ハーフ_ユーロ/英ポンドとの収益率の差は、集計開始直後にあります。ユーロ/英ポンドは、集計開始期間の底値付近で集計が始まったため、評価損をあまり膨らませませんでした。対して、ユーロ/米ドルは集計開始直後、大きく下落しています。そのため、評価損が膨らんだ状態での運用となりました。

 ハーフのロジックは、売り、買いそれぞれの注文を価格帯に分けて行います。そのため、上下に変動する相場では評価損を膨らませやすく、一方的に動く相場で収益を生み出しやすい構造になっています。

fig4. ハーフ_ユーロ/米ドル(トライオート取引画面より)

5位 コアレンジャー_米ドル/スイスフラン

 東欧情勢の悪化から低リスク通貨として知られているスイスフランが買われました。また、米ドルも米国の利上げの影響でドルが買われ、全体として荒い値動きをしました。

 米ドル/スイスフランは一度大きく上昇したものの、その後は元の水準付近まで下落しています。こちらの通貨ペアもコアレンジ帯の荒い値動きにより利確を繰り返しやすくなり、高い収益率となりました。

fig5. コアレンジャー_米ドル/スイスフラン(トライオート取引画面より)

3月まとめ

5つのセレクトを比較するとユーロ/ポンドは全てのロジックで成績が非常に良かったことが分かります。これは東欧情勢の悪化により非常に変動性が高く、利確機会が多かったためだと考えられます。4月以降の相場についても、ウクライナ情勢や金利の引き上げなどの影響でボラティリティが高い相場が続きます。

 セレクトを稼働する際はそれぞれのロジックの特性を理解し、効果的な運用を心がけるようにする必要があります。また、それぞれのロジックの解説についてはトライオート内の解説記事またはINVAST NAVIから確認することが出来ます。