トライオートFX 2022年4月度セレクト月間レポート

※本レポートの対象は2022年4月30日時点で提供しているストラテジーのうちトライグルトレを除いたものが対象となります。
※トライグルトレはロジックの性質上、収益シミュレーションの結果が活用できないため対象外となります。
※本レポートの集計期間は2022年4月1日~2022年4月30日となっています。
4月の振り返り
4月に入ってからも記録的な円安が続いており、2002年4月以来、約20年ぶりにドル円は一時131円台をつけました。年初来安値である113.47円から比べるとこの3カ月で17円70銭近く円安が進みました。
このような4月の相場でどのようなセレクトの通貨ペアが収益をあげたのか、セレクトの特性と通貨ペアのチャートを確認しながら振り返えりをしてみましょう。
ランキングは期間収益率の増加順に集計しており、計算式は以下のようになります。
※「損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
※「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。
期間収益率 =(集計終了時点での損益 – 集計開始時点の損益)÷ 集計開始時点での推奨証拠金
集計期間はそれぞれ下記の日付の朝7時時点になります。
集計開始:2022年4月1日
集計終了:2022年4月30日
※注文の価格帯と現在価格に乖離している通貨では、新規でセレクトを稼働いただいても約定しない場合があります。
名前 | 期間収益率 | 総合損益(円) | 推奨証拠金(円) | |
1位 | ドル円塩漬け注文 | 35% | 236,324 | 684,450 |
2位 | コアレンジャー_ユーロ/豪ドル | 10% | 91,540 | 909,551 |
3位 | ハーフ_ユーロ/豪ドル | 9% | 44,747 | 500,698 |
4位 | 私は眠る、24時間働く_トルコリラ/円 | 9% | 97,650 | 1,121,630 |
5位 | コアレンジャー_NZドル/円 | 8% | 66,997 | 835,270 |
セレクトパフォーマンスTop5
1位 🏆ドル円塩漬け注文🤩
ドル円は歴史的な円安を記録し20年ぶりに131円台をつけました。4月中にドル円は121円から131円まで10円ほど上昇しました。
こちらのプログラムは、101円から111円まで「買い」注文を設定し、120円台での利確を想定した円安場面に適したプログラムになっています。「カウンター値」が-20pipsとなっているため、決済後も再エントリーすることが出来ます。また、「買い」のみとなっているため、長期保有でのスワップも狙うことが出来ます。
今回の歴史的な円安により、当初持っていた101円から111円のポジションは利確されました。決済後、再エントリーした買ポジションも、円安の継続により評価益が大きくなりました。その結果、35%という非常に高い収益率となりました。
こちらのセレクトは注文がおかれている価格帯と現在価格が離れているため、新規稼働した場合には注文がおかれている価格帯に価格が戻るまでは約定いたしません。

2位 🌟コアレンジャー_ユーロ/豪ドル🤗
コアレンジャーのロジックは、コアレンジ帯において「売り」と「買い」を繰り返し細かい利確を繰り返すことで収益を積み重ねていくようにデザインされています。
4月のユーロ/豪ドルは「買い」のサブレンジ帯の底から始まりました。一度はレンジから外れてしまったものの、すぐにサブレンジに戻りました。また、4月全体を通してみると、上下に変動しながらも全体としては上昇しています。このとき、サブレンジ帯での「買い」ポジションの一部は利確することが出来ました。また、すでに持っていたコアレンジ帯の「買い」ポジションの評価損も回復しました。
この2つの要因により総合損益が大きくなりました。

3位 🚀ハーフユーロ/豪ドル🤗
ハーフの売買ロジックは、想定レンジの中心より下側で「買い」、上側で「売り」の新規注文を行うようにデザインされています。
4 月のユーロ/豪ドルはレンジから外れた価格からスタートしました。4月全体の価格推移をみると、一度はレンジ内まで回復しましたが、その後再びレンジから外れ、月初から100pipsほど上昇した状態で終えました。そのため、「買い」ポジションの評価損が回復したため収益率が高くなりました。
このように含み損を抱えている状態でも相場が回復すれば評価損益が回復し収益率が高くなる場合があります。
こちらのセレクトは注文がおかれている価格帯と現在価格が離れているため、新規稼働した場合には注文がおかれている価格帯に価格が戻るまでは約定いたしません。

4位 🌙私は眠る、24時間働く_トルコリラ/円😪
FXでは、2通貨の金利差によって生じるスワップというものがあります。この金利差によって金利の受けとり、もしくは支払いが発生します。これをスワップと言います。トルコリラは他の通貨と比べて金利が高く、逆に日本は長らくマイナス金利が続いています。
こちらのプログラムは、普段はスワップによる利益を狙っていき、相場が上昇した際には為替差益を狙っていくプログラムになっています。トルコリラ円では「買い」ポジションを持つことによりスワップを受け取ることができるため、設定は全て「買い」の注文となっています。
4月のトルコリラ円は円安の影響で上昇しました。その影響で「買い」ポジションの含み損は回復しました。また、スワップによる収益も日々発生しており、こちらも収益率が高くなった要因となりました。
こちらのセレクトは注文がおかれている価格帯と現在価格が離れているため、新規稼働した場合には注文がおかれている価格帯に価格が戻るまでは約定いたしません。

5位 🐤コアレンジャー_NZドル/円😀
NZドルは、トルコほどではないものの、比較的金利の高い通貨として知られています。また資源国ということもあり、他の資源国の状況によって変動することもあります。
4月のNZドル/円のチャートを確認すると、4月は上側のサブレンジから始まりました。その後、政策金利発表や中国の新型コロナウイルス感染拡大懸念により相場が変動し、最大で400pips変動いたしました。

4月まとめ
4月の相場はドル高、円安の相場となり、多くの通貨で変動性が大きくなりました。この影響でこれまで含み損を抱えていた銘柄でも評価損が回復し、収益率上位になっていました。また、一方向に動いている相場であったため、「買い」と「売り」を両建てする銘柄だけでなく、「買い」のみの銘柄で大きく収益を上げているのが特徴的でした。
セレクトを稼働する際はそれぞれのロジックの特性を理解し、効果的な運用を心がけるようにする必要があります。また、それぞれのロジックの解説についてはトライオート内の解説記事またはINVAST NAVIから確認することが出来ます。