インヴァストETF月報-波乱相場時の対応-

今回のコロナショック相場で、投資家はどうすればよかったのでしょうか。

実際、生き残った投資家たちはどうしていたのでしょうか。

コロナ感染が拡大する最中。
・チャートや指標などで危険サインが出ている
・ちょっと株価が割高に思える
・これだけ暴落したのになぜかリバウンドが弱い

上記のように自身の基準で暴落を予測したのに、結局何も出来ずただ様子見の投資家も少なくはなかったはずです。
こういう場合には躊躇せずリスク回避行動がとれるのが成功する投資家ではないでしょうか。

1.リスク回避行動とは

リスク回避の方法については、さまざまなものがありますがその中でヘッジポジションを構築して保有ポジションの損失拡大を回避する方法があります。
そもそも、ヘッジとは「回避」を意味する言葉で価格変動リスクを回避するために取引を行うことです。
そして、それらを行う投資家をヘッジャーと呼びます。

相場の下落局面で誰しもが考えるのは。
「評価損が大きく膨らむことが怖い」

そこで保有ポジションの評価損失をヘッジしつつリスクをとる運用方法をご紹介しましょう。

2.波乱相場を乗り切る方法

リスクを抑えながら利益を追求する
その手法を取り入れたのがETF自動売買セレクトのヘッジャーです。

※ヘッジャーについてはコチラ

買い注文が上昇相場を追いかけて利益を狙う設定と、大きな下落局面で売り注文を仕掛けて買い建玉の損失拡大を回避できるような設定になっています。
ポイントは上昇相場を追いかけて利益を狙いながら、リスクヘッジもこなすという点です。

※ETFのヘッジャーは、両建てとなるタイミングがあるため、スプレッドや金利が二重にかかるなどのデメリットがある点を理解していただき、ご自身の責任と判断でご利用ください。

予め設定されたルールに基づき機械的に売買を行うものですが、下落による損失を抑えつつその後の相場反転とともに成績を回復。一定の効果を上げていることが確認できます。

ヘッジャーの売りヘッジが一定の効果を示した収益シミュレーション
出所:インヴァスト証券

※2020年5月時点の収益シミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではございません。

下落におびえて何もできない投資家ではなく、暴落に動揺せず自身の信念に基づいた投資方針を構築し、波乱相場でもリスク回避ができる投資家を目指して欲しいと思います。

3.まとめ

◎投資ルールをしっかりと作り、波乱相場時でも動じず、もし失敗してもそこから自分に合ったルールを再考して暴落にも対応できる態勢を整えましょう。
◎ピンチの後にはチャンスがくるがそのピンチをどう対応するのか、ピンチを恐れてばかりではチャンスも逃がしてしまいます。下落相場で短期的に資産が減ったとしても、長期で見ると投資機会であるという思考も有効です。
波乱相場の時こそ資金も心も余裕を持ちましょう。余裕資金すべてを投資してしまうと、肝心な時に何もできずに損切りか、ただ見ているだけになってしまいます。しっかりと現金をプールして余裕を作っておけば、いかなる状況でもさまざまな対処ができるのではないでしょうか。