今が底値?EU銘柄に投資!HEDJ

トライオートETFのラインナップには、世界中の数千ものETFの中から、パフォーマンスや残高、流動性等を加味して厳選した26銘柄が名を連ねています。

米国株、日本株、新興国株、債券、コモディティといった様々なアセットクラスを対象にした銘柄があるのですが、2銘柄、米国以外の「地域」を投資対象にしたETFが含まれています。 本日はその中のひとつ、EUの株式に投資する銘柄 「HEDJ(WisdomTree ヨーロッパ・ヘッジド・エクイティ・ファンド)」 をご紹介します。

為替リスクをヘッジしてヨーロッパに投資・HEDJ

トライオートETFは元々、海外にある優良な金融商品を、為替リスク無しで小額から取引することは出来ないだろうか?という発想から誕生しています。   マイナス金利導入後、何か資産運用を・・・と思いつつ海外投資に関しては手数料や為替リスクがあったからこそ敬遠していた方は多いはず。

現在トライオートETFでは米国市場と日本市場に上場しているETFが取引可能ですが、それ以外の国にも投資したい!というニーズにもお応えできるよう、ヨーロッパからはこちらの銘柄をご用意しました。

この銘柄のポイントは「為替ヘッジ」がされている事。 このHEDJ(WisdomTree ヨーロッパ・ヘッジド・エクイティ・ファンド)は、 ユーロ⇔米ドル間の為替リスクをヘッジしながらヨーロッパの主要銘柄に投資する という仕組みを組み込んだETFで、為替のリスクを抑えてヨーロッパへの主力銘柄に投資するのと同じ投資効果が期待できます。

ちょっと複雑ですが、ドル⇔円間の為替リスクはトライオートETFが、ユーロ⇔ドル間の為替リスクはこの銘柄そのものに組み込まれた仕組みがヘッジしてくれるため、日本からでも為替リスクを抑えてヨーロッパ企業に投資が可能です。

どんな銘柄で構成されているの?

1位のAnheuser-Busch InBev (アンハイザー・ブッシュ・インベブ)は、世界の全体のビールの25%ものシェアを持つ世界最大の酒類メーカーです。 様々なブランドが合併を繰り返しており、有名なものではアメリカのバドワイザーやコロナなどもこの傘下です。元々は1300年代にベルギーで創業した企業で600年以上もの歴史があります。

2位のシーメンスは、ドイツのミュンヘンに本社がある企業で、電子機器や情報通信、電力、医療など、様々な機械を開発・製造している企業で、日本でも補聴器等は有名です。

3位のユニリーバがもしかしたら一番私たちの生活には身近かも知れません。 こちらはオランダとイギリスを本拠地にする巨大消費財メーカーで、洗顔でお馴染みのDoveや誰もが一度は使った事がある万能保湿保護材のワセリン、意外なところでは紅茶のリプトンや、カップスープでお馴染みのクノール、表参道での開店当初長蛇の列を作った人気のアイスクリームブランド「Ben&Jerry’s」もこのユニリーバの傘下です。

10位のL’Oreal(ロレアル)グループは世界最大のコスメティックカンパニーで、名だたる有名コスメブランドを傘下に持っています。 日本の百貨店でも必ず見かけるラグジュアリーブランドの代表格であるランコム、イヴサンローラン、ヘレナルビンスタインを始め、オーガニックコスメとして人気を博しているキールズ(Kiehl’s)、ヘアケア用品や美容院専用商品を扱うロレアルパリなど。

米国の上位企業は基本的に革新的で新しいサービスを提供する比較的若い企業が多いのに対し、ヨーロッパの上位企業は歴史が古く、買収や合併を繰り返して大きくなった企業が多いという特徴があります。

パフォーマンスは?

直近の動きは、フランスのテロやイギリスのユーロ離脱問題等の政治リスクから、かなり軟調な値動きとなっています。

イギリスのEU離脱や移民問題など、ヨーロッパ全体がどんよりしている間は弱い相場が続く可能性がありますが、ご覧頂いた通り構成銘柄は世界を代表する優良銘柄で、しかもそのほとんどが輸出企業のため、売り上げの多くをEU以外の地域が担っている企業が少なくありません。

よって、業績そのものに関してはEUの政治リスクの影響は限定的だと考えられます。

今が底値圏、買い時かも?