ユーロ英ポンド-2024年相場予想と戦略-

英中銀とECBの利下げスピード次第

※本記事は2023年12月末時点に作成しております。文中の内容は作成時点の情報に基づくものとなっております。

【2023年のユーロ英ポンド相場を振り返って】

 2023年のユーロ英ポンド相場は、ウクライナ情勢が混迷したこと、英中銀とECBの利上げスピードの格差が、相場を神経質にするも、ユーロ英ポンド相場を動かすようならインパクトのある大きな材料もなく、総じて揉み合いから逸脱する展開とはなりませんでした。

 欧州諸国は、ロシアからの原油や天然ガスの依存度が高いですが、総じて2023年はエネルギー価格が安定したこと。高インフレが続き、景気減速を圧迫したこと。一方の英国でもインフレの高騰が続き、急速な利上げの悪影響からスタフグレーション懸念が続いたことなど、ユーロ英ポンド相場は手掛かり難の年となりました。

 ユーロ英ポンド相場は、年初の0.8980を年間高値に、2月の会合では、両中銀とも0.50%の利上げを実施しましたが、3月にECBが0.50%の利上げを実施しました。一方英中銀は、0.25%に利上げ幅を留めましたが、5月の会合では再び両中銀が、0.25%の利上げに留めたこともあって、ユーロ英ポンド相場は、じり安気味の展開となりました。

 夏場は、逆にECBが利上げ幅を0.25%に留めたことで、ユーロドル相場が1.2776の年間高値から下落、英ポンドドル相場も、1.3243で年間高値を付けた後売りに押されましたが、英中銀が0.50%の利上げを2会合で続けたこと。また、欧州委員会が、2023年のユーロ圏の成長率見通しを引き下げたことなどから、ユーロ英ポンド相場は、8月23日に年間安値となる0.8493まで一時売り込まれました。ただ、その後ECBは9月の会合で、本年最後となる0.25%の利上げを実施、政策金利を4.50%として、年内は据え置きを継続しました。   

 一方英中銀は、9月会合で据え置きを決定、政策金利を5.25%に留めたことなどから、ユーロ英ポンド相場は、11月16日に0.8766まで反発しましたが、再度0.8547まで売り込まれて、総じて英ポンド優位で、年末の取引を終了しようとしています。

【2024年の主な材料】

 以下が現在、知り得る2024年のイベントや材料です。注目度の高いものは赤字で表示しています。ただ、あくまで予定ですので変更される可能性があることは、ご了承ください。 

 リポートの作成時点では、情報量が少ないのは残念ですが、2024年は、米国の大統領選挙が、大きな波乱要因となるのか注目となりそうです。

 米大統領選に関しては、トランプ元大統領の再立候補が話題となっています。ただ、前回の大統領選挙に絡めた自身の疑惑に関連して、多くの告訴を抱えています。また米憲法修正第14条によって、一部の州で「大統領選出馬の権利がない」との判決も出ています。裁判自体は長期に渡ることで、大統領選まで時間稼ぎが可能でしょうが、もし、こういった裁判で、次々に有罪が確定した場合、7月の共和党の全国大会に向けて、予備選を勝ち抜けるかは不透明感が残りそうです。また、そうでなくても、もしトランプ大統領が再び大統領に返り咲くなら、バイデン政権の政策を全て「ちゃぶ台返し」する可能性が高く、その場合恐らく世界の政治や経済、金融市場に大きな混乱を招く可能性高いことは、留意しておきたいと思います。

 一方バイデン大統領も次男のハンター・バイデン氏の問題で、共和党が同大統領の弾劾裁判に向けて動いています。また、高齢であることもあって、健康問題も懸念として残りそうです。つまり、夏の全国大会に向けて、両氏が候補者としての立場を維持出来るのかは、現状は全くの不確実です。その場合、次の候補者次第となるでしょうが、現状米国の大統領選の結果を占うことは非常に難しく、特に金融市場においては、この問題に関して2024年を通して、常に経過を確認しておくことは重要となりそうです。

 また、台湾総統選、ロシア大統領選、9月の岸田首相の任期などの政治的日程が、予定されていますが、台湾の総統選で与党が勝利しても、中国が軍事行動に出る可能性は低く、プーチン大統領の再選は揺ぎ無く、為替・金融市場に大きな影響を与えることはなさそうです。ただ、直近米国の支援が止まる可能性が指摘されているウクライナ情勢では、今年も混戦が続く可能性が高いと思われますが、もし何かの政治的な動きが出て、停戦や終戦に向かう兆しが見えた場合、過去2年のエネルギーや商品市況に、大きな巻き戻しの動きが出るかもしれません。その場合、ユーロ相場に大きな動きが出る可能性があることは注意しておきましょう。

 一方金融市場では、5月にスタートするNY株式の決済の短縮化が、相場の波乱要因となるとの指摘が出ています。現状2営業日後に決済する売買代金を、翌営業日に決済を前倒しするというものですが、世界的な市場では、まだ2営業日後の決済が主流です。為替市場も、2営業日後に決済されますが、株式の取引に伴う為替ヘッジのリスクと絡めて、機関投資家やファンドなどの対応が遅れているようです。一部でこの変更によって、流動性のリスクも指摘されており、金融市場に混乱が生まれる可能性に注意しておきましょう。

 その他、今年も大きな地震や自然災害、ガザの問題などいろいろ自然・地政学リスクが、市場の混乱につながっています。2024年も温暖化の影響など、何が起きるのかわかりません。こういった事象は突発的に起こることで、準備することはできませんが、常に、こういったリスクも念頭に入れて、相場に臨む姿勢を維持しておいた方が得策もしれません。

【2024年の注目点】

 2023年の相場環境を踏まえて、2024年のユーロ英ポンド相場の注目点をまとめてみました。

  • 英中銀の利下げは?
  • ECBの利下げは?
  • 金利差からは英ポンド優位か?

〇 英中銀の利下げは?

 英中銀は、2021年12月にそれまでの歴史的な低金利政策を解除しました。ウクライナ情勢に端を発したインフレの急騰から、政策金利を2023年9月の5.25%まで引き上げ、現状は、インフレの落ち着きや急速な利上げの影響で、落ち込みが見えた英経済に対する懸念から政策金利の当面の据え置きを表明しています。

 ただ、12月最後のMPCの議事録では、「委員会は金融政策を長期間にわたって制限的にする必要がある可能性が高いと引き続き判断している」、「より持続的なインフレ圧力の証拠があれば、金融政策のさらなる引き締めが必要となるだろう」としており、実際委員の投票でも、未だ6対3で利上げを支持するメンバーがいて、警戒感を残しています。

 一方市場では、英消費者物価の低下傾向もあって、既に2024年3月にも利下げに踏み切るとの思惑が高まっています。

有限会社フォレックス・ラジオ作成

 ただ、以下の英製造業・非製造業PMIの動向をチェックしておきましょう。 

 パンデミックからの回復も、ロシアのウクライナ侵攻後のインフレの悪化を受けて、再び景気の分水嶺となる「50」のラインを割り込みました。ただ、直近では立ち直りも見えています。

 これを見る限り英経済には、一定の改善期待が見えています。確かに直近の急激な利上げの効果もあって、将来的にインフレが落ち着けば、利下げの可能性は十分あります。ただ、あまりにも早期の利下げ期待は、時期尚早感が強いようです。市場の思惑通りの期待感で、英ポンド相場を売り込むのは避けておきたいところです。

 以下は2023年の英中銀金融政策委員会の予定です。議事録は同時に公開されます。英中銀の政策を見る上で、インフレ・リポートも重要ではありますが、毎回の議事録で発表される9名の総裁・副総裁及び委員の投票の結果もしっかりとチェックしながら、今後の英中銀の金融政策の行方を判断するのが良いでしょう。

英中銀金融政策委員会(同時に議事録公表)

02月01日+四半期インフレ・リポート公表

03月21日

05月09日+四半期インフレ・リポート公表

06月20日

08月01日+四半期インフレ・リポート公表

09月19日

11月07日+四半期インフレ・リポート公表

12月19日

〇 ECBの利下げは?

 ECBは、パンデミックでマイナス金利まで引き下げていた政策金利を、ウクライナ問題を受けた原油・資源価格の上昇を背景に、2022年6月から引き上げを開始しました。今年9月の会合では、4.50%まで引き上げ、現状は利上げを停止しています。

 特にユーロ圏では、強力な利上げを短期間で継続したことで、2024年には、インフレの鈍化や成長率の低下が想定されています。ラガルド総裁は、12月最後の会合で、「利下げについては全く議論しなかった」と述べています。ただ、他のメンバーからは、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が、「ECBの政策金利は、ターミナルレートに到達した可能性が高まっている」、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「利上げ局面は終わった」と発言するように、少なくとも2024年に利上げを再開することはなさそうです。

 また、以下は過去のECBの政策金利の推移ですが、1999年のECB発足後、現状のレベルが最高値圏であることも、考慮されそうです。

 一方ユーロ圏の景況感をみておきましょう。以下はユーロ圏の製造業とサービス業PMIの推移ですが、景気の分水嶺となる「50」のラインを割り込んでいます。2024年は、政策金利の引き下げで、景気を下支えする必要が高そうです。

 では、どういった時期にECBが利下げに転じるのでしょう。既に金融市場では、3月の利下げを50%、4月以降の利下げをほぼ100%織り込んでいますが、12月のECB理事会の声明では、「金利水準は十分に長い期間維持される必要がある」とされています。また、直近ではクノット・オランダ中銀総裁が、「ECBはまず賃上げなどのデータを確認する必要があるため、来年上半期に利下げする可能性はかなり低い」と述べています。あくまで今後も経済の状況次第でしょうが、個人的には最低でも年中盤までは、現状の金利を据え置く可能性で考えています。

 参考にECB理事会の日程を掲載します。ユーロ英ポンド相場は、やはり英欧の金利差に連動し易い通貨ペアですので、利下げペースのラグが、ユーロ英ポンド相場の行方を左右しそうです。

 参考にECB理事会の日程を掲載します。

ECB理事会(議事録公表日)

01月25日(02月22日)

03月07日(04月04日)

04月11日(05月09日)

06月06日(06月01日)

06月15日(07月04日)

07月18日(08月15日)

09月12日(10月10日)

10月17日(11月07日)

12月12日(01月09日)

〇 金利差からは英ポンド優位か?

 以下は、英10年物国債利回りとユーロ圏を代表するドイツの10年物国債利回りとの金利差に英ポンドユーロ相場(ユーロ英ポンドの逆数)を比較したチャートです。

 2011年以降の欧州信用不安の時期、直近では英国の政治不安で、一時的に連動性が崩れていますが、総じて連動性が高い状況が確認できます。ただ、直近では、英独金利差が大きく上昇しているにも関わらず、英ポンドユーロ相場の英ポンド高は限定されているようです。この理由に関しては、英中銀が、9月の会合で、中銀が保有する英国債の保有残高の縮小ペースを、過去1年間の800億英ポンドから1000億英ポンドに加速させることを決定したことが、大きな要因となっているようです。もし、2024年に、英国金利が高止まりするなら、英ポンドユーロ相場が、金利差にサヤ寄せする可能性があるかもしれません。

 2024年のユーロ英ポンド相場は、引き続きこの金利差との関連性を睨みながら対応するのが良いでしょう。

【テクニカル面】

≪ユーロドル≫

 テクニカル面からまず、ユーロ英ポンドを構成する英ポンドドル相場の月足をチェックしておきましょう。

 英ポンドドルは、英国が国民投票で、ブレグジットを決定した2016年から売りに押されるも下値を1.1378で支え1.4337まで反発、その後パンデミックの影響で、再度1.1412まで下落後この位置を支えて反発が、最高値2.1162からのレジスタンスを越えるも1.4251で再度抑えられて、ダブルトップを形成。一時1.0350の歴史的安値まで急落後は、現状は反発気味の推移となっています。

 若干不透明感が強いですが、2023年の相場は、1.1804の安値から1.13143まで反発後、1.2037が下値を支え、下段のスロー・ストキャスティクスも反転上昇が続いています。この位置をサポートとして維持出来ると堅調が想定されそうです。ただ、揉み合い気味の展開が続いていることを考えると上値は、最低でも1.3143の戻り高値から下落がスタートした1.3167を超えてくれないと強気は見えません。あくまで超える動きがあって、1.4251-1.4377のダブルトップを目指す期待感となりますが、そういった強い上昇は不透明で、フィボナッチ・リトレースメント(1.7188の高値から1.0350まで下落)50%となる1.3769などが上値を抑える可能性もありそうです。

 一方下値は、1.2037が維持出来ると強いですが、現状のレジスタンスとなる1.28-1.29が上値を押さえ、1.2037を割れると、1.1804の安値を再度目指す可能性があります。こういった位置が維持できると、更に突っ込み売りは出来ませんが、これも維持出来ない場合、1.1647-1.1779、1.1334を割れると1.1150、1.0953、1.0850,1.0538などもターゲットとなりますが、流石に歴史的な安値を前に、こういった位置は支えられる見通しです。

 従って2024年の英ポンドドルの想定レンジを1.1800~1.3800とします。

≪ユーロドル≫

それでは、ユーロ英ポンド相場を構成するユーロドル相場の1999年からの月足チャートを見てみましょう。

 歴史的な高値1.6040からの調整を、1.0341の安値で一旦支えるも、反転が2018年2月の1.2555や1.2349の戻り高値でダブルトップを形成。その後0.8225からのサポートを割れて、0.9536まで下値を拡大しました。ただ、この位置はユーロドルの歴史的な安値からの反発時のネックラインとなる0.9596-0.9601を若干割れた位置です。一定の達成感があり、現状は戻り安値を1.0448で支えています。下段のスロー・ストキャスティクスも、反転上昇を続けており、この安値やサポートの維持が続くなら、今後は上昇期待となりそうです。

 ただ、上昇も1.1276は、過去のファンラインで抑えられており、これを越えることが必要です。超えてダブルトップ方向への上昇期待ですが、ただ、マイナーレジスタンスからは、1.1603から1.1704レベル、ネックラインからは、1.1640-1.2042ゾーンが上値を押さえそうです。

 以上を踏まえて、ユーロドルの2023年の想定レンジを1.0500から1.2000としたいと思います。

≪ユーロ英ポンド≫

 それでは、ユーロ英ポンド自体の月足チャートを見てみましょう。

 ユーロ英ポンド相場は、歴史的な安値となる5680から0.9804の歴史的な高値まで上昇後は、下値を0.6935で支えて、一旦0.9804の高値からのレジスタンスを超えるも、0.9413、0.9307、0.9498、0.9273と上ヒゲで上値を押さえられています。一方下値も、0.8238、0.8283、0.8203で支えられて、総じて高値圏での保合相場が近年続いています。これを見る限り、このレンジでの保合相場が、基本的に想定されますが、下段に示したスロー・ストキャスティクスは反転下落を示していて、今後下値トライのリスクがあるか注目されます。

 また2023年は、0.8980から0.8493での狭いレンジでの推移に動きが留まりましたが、ファースト・ステップとしては、このレンジ・ブレイクがあるかが、大きな焦点となりそうです。

 ただ、上値は、過去0.9272-0.9498ゾーンが、何度も上ヒゲで抑えられており、何か突発的なインパクトのあるニュースが出て、大きく上昇する局面があっても、上値追いは非常に危険な戦略となることは、留意しておいてください。

 一応現状は、まず0.8980の高値を超えない状況が続けば弱く、もし超えても、0.9498から0.9273を結んだレジスタンスとなる0.91前後は戻り売場となりそうです。あくまで0.9272-0.09498の上ヒゲ圏を超える展開や歴史的高値の0.9804を越えて、トレンド転換となることは留意しておきましょう。

 一方下値は、現状下値を支えている0.8500のサイコロジカル前後が維持されると突っ込み売りは出来ませんが、しっかりと割れて0.8340の戻り安値、更に0.8203の安値を割れると相場が崩れ、その場合0.80のサイコロジカル前後がターゲットとなります。この位置は0.5680から0.6935の安値を結んだマイナー・サポート圏に当たり、一旦維持される可能性の高い位置です。ただ、割れると0.7691-0.7758のネックラインまでターゲットとなりますが、最終サポートが切り上がって来ること。また、フィボナッチ・リトレースメント(0.5680~0.9804)の50%が0.7742に相当します。もし、下落しても、この位置は絶好の買い場となりそうです。このリスクは、0.7516-0.7590を割れるケースですが、その場合も0.7252、0.7105の過去の高値が維持されると更に突っ込み売りはできません。ただ0.6935を割れると相場が崩れ0.6545-45なども視野となります。

≪マトリックス・チャート≫

 加えて英ポンドドルとユーロドルの想定レンジから作成したマトリックス・チャートを見てみましょう。

 英ポンドドルの2023年の想定レンジを1.1800~1.3800、ユーロドルを1.0500~1.2000としましたので、これから算出されるユーロ英ポンド相場の最大想定レンジは、0.7609~1.0169となります。ただ、少し幅が広過ぎるので、0.8083から0.9472を基本レンジとします。

【予想レンジと戦略】

 以上を踏まえてユーロ英ポンド相場の来年の見通しと戦略についてお話します。

 来年のユーロ英ポンドの想定レンジを、0.8000から0.9000とします。

  前提としては、

  • あくまで英中銀とECBの利下げペースの格差次第であること。
  • ただ、スロー・ストキャスティクスからは売り圧力が優勢とみています。
  • ユーロ英ポンド相場は、ストレートの動き次第で、だまし的な動きが多く、きっちりとポイントが決めづらいことは注意しておきましょう。
  • もしウクライナ情勢が一転した場合、特にウクライナとロシアが、停戦で合意するような場合には、ユーロ相場が急速に巻き戻す可能性に注意となります。

 基本的な戦略としては、戻り売りとなります。

 上値はまず、0.8980をストップに、戻りを待って売り場探しです。超えるなら一旦止めて、再度0.91前後への上昇では、売り直し場を探しましょう。このストップは0.9273越え。もし、だまし的な動きを避けるなら0.9493越えなどでの対応が良いでしょう。ターゲットは、0.85前後が維持されると、諦めの買い戻しですが、割れてくれるなら、次に0.8203の戻り安値を睨んで、買い戻しながらとなります。またこういった下落の場合、0.8500が逆レジスタンスとなる可能性からは、売り回転を利かせるのも一考となりそうです。また買い場としては、理想的は0.8202を割れるケースから、0.80前後まで慎重に買い下がり場を探して、この場合のストップは、少し深いでですが0.7500割れとして、0.7691-0.7758方向まで買い下がりで対応できれば、よりベータ―です。ただ、こういった下落では、利食い場が低くなるでしょう。0.8200-0.8500ゾーンなどは利食いを優先した方が良さそうです。

※文章中に使用されている、高値・安値等の価格につきましては、筆者が作成に利用したデータ元の価格であり、インヴァスト証券がトライオートFXにて提示した過去の価格とは異なります。