おしらせ

トライオートETFの金利調整額について

昨今、トライオートETFの金利調整額についてお問合せをいただく機会があることから、以下にて金利コストの上昇要因についてご説明させていただきます。

金利調整額の変更履歴は、かねてよりホームページに記載しており下記内容となっております。ご確認のほどよろしくお願いいたします。
・2022年 5月25日より:1.25%→2.5% ・2022年 8月 4日より: 2.5%→4.0%
・2022年 9月22日より: 4.0%→6.0% ・2022年12月15日より:6.0%→9.0%

なお、2023年4月1日のホームページ刷新前に掲載していた毎月の金利推移表(買い建玉における基準金利+当社設定金利)について、再掲載のご要望をいただいたため、該当ページへ再掲載することといたしました。本お知らせにも掲載しておりますので、併せてご確認ください。
≫トライオートETF「金利調整額」ページはこちら

金利調整額について

トライオートETFは国内上場のETFはもとより、米国上場のETFも為替変動リスクを負うことなく取引できるという特長があります。

一方で、トライオートETFは証拠金取引という特性上、建玉を保有する対価として金利相当額が発生します。翌営業日に建玉を持ち越した場合(オーバーナイトした場合)に発生し、持ち越さなければ発生しません。
金利調整額は、当社がカバーを行う際に発生する金利に銀行間金利を加味したうえで決定しております。

金利調整額の上昇要因について

米国の政策金利引き上げ

当社が米国銘柄について採用する基準金利は、米ドルの翌日物銀行資金調達金利となります。そのため米国の政策金利の動向に影響を受けます。
2022年3月から米国は急速な政策金利の引き上げを行い、その金利水準は0.50%から2023年3月現在5.00%と10倍に上昇し、金利調整額も上昇することになりました。 トライオートETFの金利調整額は、上記の米国の金利動向に大きく影響を受けており、加えてドル円価格の変動にも影響を受けるため、2022年以降の情勢の変化をうけ上昇することとなりました。

為替ヘッジ取引のスワップ上昇

トライオートETFでは、お客様の証拠金を日本円でお預りしています。日本銘柄だけでなく、米国銘柄の取引についても、預けた証拠金を米ドルに両替えすることがないため、米ドル/円の変動リスク(為替リスク)を負うことなく取引できるという特長があります。
その一方で当社では、お客様の建玉の評価損益に対する為替リスクを負っており、円滑なサービスをご提供するために為替リスクを相殺する為替ヘッジ取引を行っております。前述の米国の金利上昇に伴い、ヘッジポジションの支払いスワップが大きく上昇することになりました。

米国銘柄の大幅な価格下落

2022年初頭から米国銘柄ETFは大きく下落し、お客様の建玉において評価損が拡大したため、当社のカバー先においても評価損が拡大しました。
カバー先の評価損について、当社は米ドルにて金利を差し入れる必要があることから、米国の金利上昇に伴い当該資金にかかる金利費用が大きく上昇しております。

当社では上記を加味し、お客様の建玉に対する金利相当額を決定させていただいております。

■基準金利+当社の設定金利の推移

年月基準金利+当社設定金利
2023年4月[JPY] 8.9700%[USD]13.8200%
2023年3月[JPY] 8.9890%[USD]13.5700%
2023年2月[JPY] 8.9860%[USD]13.5700%
2023年1月[JPY] 8.9780%[USD]13.3300%
2022年12月[JPY] 5.9210%[USD] 9.8200%
2022年11月[JPY] 5.9450%[USD] 9.8200%
2022年10月[JPY] 5.9270%[USD] 9.0700%
2022年9月[JPY] 3.9590%[USD] 6.3100%
2022年8月[JPY] 2.4900%[USD] 4.8100%
2022年7月[JPY] 2.4600%[USD] 4.0700%
2022年6月[JPY] 2.4740%[USD] 3.3200%
2022年5月[JPY] 1.2290%[USD] 1.5700%
2022年4月[JPY] 1.2300%[USD] 1.5700%
2022年3月[JPY] 1.2800%[USD] 1.3200%
2022年2月[JPY] 1.2290%[USD] 1.3200%
2022年1月[JPY] 1.2340%[USD] 1.3200%
2021年12月[JPY] 1.2020%[USD] 1.3200%
2021年11月[JPY] 1.2230%[USD] 1.3100%

トライオートETF「金利調整額」ページに再掲載しております。