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2023年5月度トライオート【 FX月間レポート】

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5月の振り返り

5月3日のFOMCは25bp(0.25%)の利上げとなりました。
FOMC後の会見でパウエルFRB議長は、インフレ高止まりが継続した場合の追加利上げと年内の利下げ否定について言及し、5月のFOMCで米国の利上げが停止するという市場の予想を覆しました。
翌4日、欧州では米国と同じく25bp(0.25%)の利上げを行い、ラガルドECB総裁は依然としてインフレ率は高すぎると発言、最低でもあと2回の利上げを見込んでいることを示唆しました。
ユーロ/円は2014年12月の高値近辺(150円)に近付く値動きを見せ、リーマンショック以来の価格水準に迫る勢いで上伸。スイスフラン/円は史上最高値を更新し、青天井状態となっております。

一部のクロス円ペアで歴史的な円安相場となった5月の為替相場で、トライオートではどのような通貨ペアを稼働させることが収益につながったのか振り返りましょう。

5月の収益通貨ペアランキング

「豪ドル(AUD)」が絶好調!

(インヴァスト証券作成)

こちらは自動売買取引によるお客様の収益額を通貨ペア毎に合算し、ランキング形式に集計したものです。
「収益があがっている」「多くのお客様に選ばれている」通貨ペアほど上位にランクインするため、お客様がどの通貨ペアで収益をあげているのかが一目瞭然です。

先月同様、トライオートの人気通貨ペアの豪ドル/NZドルが1位、ユーロ/英ポンドが2位で安定の上位にランクイン。対円では据え置き予想からの利上げ発表により、高いボラティリティを見せた豪ドル/円がトップの収益となりました。4月好調だった英ポンド/円は、上昇続きの一方的な値動きが続いたほか、月後半ではハーフの売レンジ帯を売り上がっていき評価損を抱えてしまう状態が続いたためトップ5位から陥落する結果となりました。

5月の自動売買約定件数ランキング

4月と順位変動なし!

(インヴァスト証券作成)

こちらは5月のお客様の自動売買の約定件数を多い順に集計したものです。5月はどの通貨ペアが多くのお客様に選ばれ、取引されたのでしょうか?
5月は1位から5位までの全順位で4月と同じ通貨ペアがランクインしました。
1位の豪ドル/NZドルは2位の英ポンド/円と比較して3倍以上の約定件数を記録しており、トライオートで圧倒的な人気を誇っています。豪ドル/NZドルは、収益ランキングでも1位を獲得しており、先月に引き続き多くのお客様が収益を獲得できたようです。
※約定件数は期間中に約定した新規約定と決済約定の合計

5月の移動距離(日足,pips)と高低差

「豪ドル/円」が全体1位を獲得!

(インヴァスト証券作成)

トライオートでは、せまい価格帯で推移しながら、値動きが大きい通貨ペアを稼働させることで、
評価損を抑えながら、実現益を積み重ねる運用が可能となります。
「ポイント」は当月の「移動距離」を「高低差(高値-安値)」で割り出したもので、高ポイントであるほどトライオートで理想の通貨ペアといえます。

5月は他部門でトップだった豪ドル/NZドルを抑え、豪ドル/円がトップに。
トライオート大人気通貨ペアのユーロ/英ポンドは、高低差は抑えられたものの、移動距離が振るわない結果となりました。
英ポンド/円は、価格推移が大きく変化する通貨ペアであるため、他通貨ペア以上にセレクトのルール設定と価格推移をマッチさせることが重要となります。

※移動距離は次の3つの数字の合計になります
①日足の始値から高値 ②日足の高値から安値 ③日足の安値から終値

セレクトパフォーマンスTOP3

5月は豪ドルの台頭が目立つ相場となりましたが、実際にどのようなセレクトが好成績だったのでしょうか?収益率TOP3のセレクトを紹介します。

【集計期間】2023年3月1日~2023年5月31日

(インヴァスト証券作成)

・集計時刻:午前6時
・ランキングは2023年5月31日時点で提供しているルールが対象・順位は収益率の増加順に集計
・収益率 =(終了日の損益 – 開始日の損益)÷ 開始日の推奨証拠金
「期間損益」は集計期間におけるセレクトを1セット稼働した場合の「実現損益」と「評価損益」の合計となります。
・「推奨証拠金」は、自動売買セレクトを利用する際の目安の金額となります。

※直近3ヶ月のシミュレーション結果を基に結果を算出しています。
※注文の価格帯と現在価格が乖離しているセレクトはランキングから除いております。
※期間収益率は過去のシミュレーション結果であり、将来の利益を保証するものではありません。

1位 だいまん監修_コアレンジャー_豪ドル/円

こちらはストラテジスト「だいまん」氏の為替相場予想をもとにインヴァスト証券が作成したルールになります。

5月はコアレンジ帯90円近辺で取引を開始し、全期間をコアレンジ帯で推移しました。2日のオーストラリア政策金利発表では、据え置きの予想に反する25bp(0.25%)利上げのサプライズ結果を受け、発表後に約1円幅の急上昇となりました。5月高値となる92.4円を同日に記録するも、その後反落し、4日には5月安値となる89.1円まで下落。月の初めからボラティリティの高い相場となりました。その後はひと月を通じて、90 – 92円間をレンジに推移したことで、コアレンジ帯のルール設定が上手く機能し、高い収益を得ることができました。

ロジックの解説記事はこちら

ロジックの解説動画はこちら

だいまん氏のTwitterはこちら

2位 私は眠る、24時間働く_豪ドル/NZドル

こちらは認定ビルダーの「サトウカズオ」氏が作成したルールになります。

長期間の「ほったらかし投資」を目指すサトウカズオ氏のルールは、70pipsという広い利確幅を設けることにより、初心者でも限られた資金で高い利益率と年利回りが実現できるよう設定されております。

5月は売コアレンジ帯の1.079NZドル近辺で取引を開始。ひと月を通じて、買コアレンジ帯と売コアレンジ帯の境界ラインを中心に価格推移しました。2日のオーストラリア政策金利発表後と24日のニュージーランド政策金利発表時では共に決済方向に大きく値が動いたことで実現益を積み重ねることができました。

ロジックの解説記事はこちら

サトウカズオ氏のTwitterはこちら

3位 ハーフ_豪ドル/円

買い注文のみの買レンジ帯、売り注文のみの売レンジによって形成される当社オリジナルのロジック、ハーフを豪ドル/円に適用したルールになります。

5月は買レンジ帯上限の90.1円近辺で取引を開始し、ひと月を通じて、買レンジ帯と売レンジ帯を行き来するような価格推移となりました。

2日、オーストラリア政策金利発表のサプライズ利上げにより、約1円幅急上昇したことで、売レンジ帯で売建玉を建てることに成功すると、同日中に下落に転じたことにより、決済機会に恵まれました。15日以降では、売建玉を抱えてしまい含み損が生じたものの、売レンジ帯下限の90.5円付近へ価格を戻し決済機会が得られたことで、実現損益37,179円に対し、評価損益-130円という好結果を記録しました。

解説記事はこちら

おわりに

4月に続き5月も円安を継続する相場となりました。利上げへの動きが見られない日銀とは対照的に、オーストラリアでは据え置きから一転して利上げが行われたことで、豪ドル/円が急騰する場面を見せ、高収益を得る結果となりました。毎月上位ランカーの豪ドル/NZドルに続き、豪ドル/円も好成績をキープできるでしょうか?6月の豪ドルに注目です!

セレクトを稼働する際はそれぞれのルールの特性を理解するだけではなく、口座の資金状況にも気を付けて運用することが大切です。昨年リニューアルされたバランスメーターは、口座の資金状況をひと目で確認することができるツールとなっております。ぜひ有効にご活用ください。
>バランスメーターの活用方法(動画)

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