ノルウェークローネ/南アフリカランド(NOK/ZAR)とは?高ボラティリティのレンジ型通貨ペアの魅力を解説
NOK/ZARは、ノルウェーの通貨であるノルウェークローネ(NOK)と、南アフリカ共和国の通貨である南アフリカランド(ZAR)の組み合わせで取引を行う通貨ペアです。
NOK/ZARはレンジ形成しやすい特徴を持つ通貨ペアで、なおかつボラティリティが高いため、高い収益率を期待できるところが魅力です。
NOK/ZARの取り扱いを始めたのは、日本ではインヴァスト証券が初(※当社調べ)なので、皆さんにとっても目新しい通貨ペアなのではないでしょうか。
この記事では、NOK/ZARの魅力や特徴、相場変動の要因を解説していきます。
日本初登場の通貨ペアNOK/ZARの魅力を知っていただき、今後の運用に役立てていただけますと幸いです。
NOK/ZARの魅力
NOK/ZARの魅力は、レンジを形成する通貨ペアでありつつ、ボラティリティが高いところにあります。
自動売買はレンジを形成していて、なおかつ、ほどよく相場変動がある通貨ペアほど、取引機会が多くなるため高い収益率を狙うことができます。NOK/ZARはそのどちらの特徴も兼ね備えた通貨ペアです!

※2023/5/2~2026/4/30のNOK/ZARの価格推移を表したグラフ(インヴァスト証券作成)
過去3年間のチャートを見てみると、レンジの動きが実際に確認できます。
また、トライオートFXで取り扱っている他のレンジ通貨ペアと、価格変動の度合いを示すボラティリティを比較してみたところ、以下のようになりました。

※2020/3/1~2026/6/30の期間の週足から標準偏差を算出(インヴァスト証券作成)
このように、他通貨ペアと比べてもボラティリティが高く、活発に相場の上下動がある通貨ペアです。レンジ戦略の自動売買と相性が良く、値動きが活発なことにより取引機会が多く望めるため、収益率の高さも期待できます。
トライオートの自動売買では、NOK/ZARの想定レンジ幅をカバーした自動売買を設計しております。

※トライオート取引画面の画像。2023/7/11~2026/8/10のシミュレーションの結果であり、成果を保証するものではありません。
2023/7/11~2026/8/10の約3年間でシミュレーションをした結果、収益率113%という好成績となりました。
では、そんなNOK/ZARの特徴や値動きの要因を詳しく見ていきましょう。
NOK/ZARの特徴
NOK/ZARはレンジを形成しやすくボラティリティが高いのが特徴です。
それぞれの特徴の背景を見ていきましょう。
NOK/ZARがレンジを形成しやすいのは資源国通貨だから
NOK/ZARはお互いに資源国通貨なため、レンジを形成しやすい特徴があります。
ノルウェーは原油の産出が盛んな国であり、NOKは原油価格に連動する資源国通貨です。
一方で、南アフリカは金やプラチナの産出が盛んな国であり、ZARは金・プラチナなどの鉱物資源の価格に連動する資源国通貨です。
特に、南アフリカは、世界の精製プラチナ生産量の約72%を占めており(※2024年時点)、世界最大のプラチナ生産・供給国とされています。そのため、金よりもプラチナの方がZAR相場への影響が強いです。
資源国通貨は好景気のタイミングで、リスクオンで購入されやすい特性があります。そのため、資源国通貨ペアであるNOK/ZARはどちらもリスクオンで購入されやすく同じ方向に相場が動く傾向があり、結果としてレンジを形成しやすいとされています。
NOK/ZARのボラティリティが高い理由
南アフリカは新興国なため、ZARは世界景気が相場に影響しやすい通貨であり、リスクオンの側面でNOKよりも買われやすい傾向にあります。
NOK/ZARはリスクオン・リスクオフによっても相場変動が起きやすく、ボラティリティが高い特性があります。
NOK/ZARの上昇・下落要因
NOK/ZARは、NOKとZARの2つの通貨の動きによって相場が変動します。
NOKが買われる場合やZARが売られる場合は相場が上昇し、反対にNOKが売られる場合やZARが買われる場合は相場が下落します。
NOKの相場変動要因
NOKの相場変動要因は大きく分けて、政策金利、原油価格、世界景気によるリスクオン・リスクオフの動きに分けられます。
一つ目は政策金利です。
ノルウェーのインフレ懸念等により政策金利が上昇すると、NOK買いの動きが強まります。反対に金融緩和によって政策金利が低下すると、NOK売りの傾向となります。
二つ目は原油価格です。
ノルウェーは原油産出が盛んな国のため、ノルウェー経済は原油価格に大きく影響を受けます。
原油価格が上昇すると、原油を売っているノルウェーの関連企業の業績が上がり、それによりノルウェーへ期待が集まるため、NOK買いの動きが強まります。
逆に原油価格が下落すると、原油関連企業の業績が下がるため、NOK売りの動きが強まります。
三つ目は世界景気によるリスクオン・リスクオフの動きです。
NOKは金融市場が安定し世界経済が成長しているリスクオンの局面で、やや買われやすい傾向がある通貨です。
ZARの相場変動要因
ZARの相場変動要因は大きく分けて、政策金利、プラチナ価格、世界景気によるリスクオン・リスクオフの動きに分けられます。
一つ目は政策金利です。
ZARは新興国通貨で高金利なため、政策金利の高さが特徴で買いが集まりやすい通貨です。国内経済の悪化やインフレ懸念により政策金利が下がった際にはZARが売られやすくなります。
二つ目はプラチナ価格です。
南アフリカはプラチナ産出が盛んな国のため、南アフリカ経済はプラチナ価格に大きく影響を受けます。
プラチナ価格が上昇すると、プラチナの精製をしている南アフリカの関連企業の業績が上がり、南アフリカの景気を押し上げるためZAR買いが強まります。
逆にプラチナ価格が下落すると、南アフリカの景気に悪影響を及ぼしZAR売りが強まります。
三つ目は世界景気によるリスクオン・リスクオフの動きです。
また、南アフリカは新興国リスクを抱えているため、世界景気が悪化し金融市場が不安定になった場合や地政学リスクが高まる局面、または南アフリカ国内の財政が悪化した際はリスクオフの動きが強まり、新興国通貨であるZARが手放される傾向にあります。
逆に、世界景気が拡大しリスクオンの動きが高まっている局面ではZAR買いが強まる傾向があります。
相場変動要因のまとめ
NOKとZARはどちらも資源国通貨であり、世界景気や資源価格に影響されやすい点で共通しています。ともにリスクオンの局面で買われやすい通貨ですが、ZARの方がよりリスクオンで買われやすいため、世界景気が拡大している場面ではZAR買いの方が強まりNOK/ZARの相場は下がる傾向があります。
このように、NOK/ZARは原油・プラチナ・世界景気の三軸のバランスによって相場が上下に変動する通貨ペアです。
NOK/ZARの値動きを見る際は、原油・プラチナの価格変動のほかに、両国の金融政策や世界景気の動きを確認することが重要です。
経済イベントの最新情報はこちらからご確認ください。
運用上の注意点
NOK/ZARの基本的な特性はレンジ相場ですが、下記のように相場が急変する局面には注意が必要です。
・原油/プラチナの一方の資源だけが高騰する局面
・南アフリカランドの政治不安や財政悪化など、新興国リスク
・原油/プラチナはどちらもリスクオンで買われる資源ですが、それに加えてリスクオンで新興国通貨のZARが強く買われ、レンジの均衡が崩れる場合もある
ボラティリティが高いことが収益率を押し上げている魅力的な特徴である反面、局所的な相場急変には注意しながら運用する必要があります。
まとめ
最後に、NOK/ZARの魅力を振り返ってみましょう。
・ボラティリティが高く、収益機会に恵まれやすい
・レンジを形成している通貨ペアのため、自動売買のレンジ戦略と相性がいい
・資源国通貨かつ世界景気に影響されやすい通貨ペアのため、相場動向を追いやすい
NOK/ZARは、レンジを形成しやすい一方で値動きも大きく、自動売買で積極的に収益機会を狙いたい方にとって魅力的な通貨ペアです。
ただし、資源価格の急変や南アフリカの政治・財政不安などによって、レンジの均衡が崩れる場合もあります。こうした相場変動のリスクにも注意しながら運用することが大切です。
NOK/ZARの自動売買シミュレーションをトライオートの取引画面で確認し、取引をご検討ください。
