トライオートの基本

バランスメーター機能

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このブログでは、取引画面に表示されている「バランスメーター」の機能や役割をご紹介します。バランスメーターの役割をご理解いただき、今後の運用管理にお役立てください。

1.バランスメーターとは

「バランスメーター」は、トライオートのリスク・資金管理のための機能です。
トライオートでは「有効比率」でロスカット判定の基準となるリアルタイムの口座状況を示しています。
これに対して「バランスメーター」は、ご資金(有効証拠金)に対する注文・建玉の割合を示しており、資金に対して注文が多いか・少ないかを表示しています。

有効比率が保有建玉に対する口座状況のみを示すのに対し、バランスメーターは、建玉の必要証拠金に加え、未約定注文の発注証拠金を加味して評価しています。発注した注文がすべて約定したと仮定し、評価を行っている点がポイントです。

左【WEB】ホーム画面イメージ 右【アプリ】ホーム画面イメージ

2.口座の状態を4段階で評価

バランスメーターは以下の計算式により算出され、4段階の評価で表示されます。

バランスメーターの計算資金 = 有効証拠金÷(発注証拠金+必要証拠金)

※有効比率=(有効証拠金÷必要証拠金)×100

4段階評価は「余力が少ない」「資金効率が高い」「バランスが良い」「資金効率が低い」となり、詳細は以下のとおりです。

【WARNING】余力が少ない

有効証拠金に対して注文・建玉が多い状態です。有効比率が低下するとロスカットの危険性があがりますので注意しましょう。

これには2つの対処法があります。1つ目は資金の入金です。資金を追加して有効証拠金を増やすことで、口座の余力を増やすことが出来ます。2つ目は、稼働している注文の一部を止める、決済するなどして建玉または注文を減らす、建玉を複数保有しており有効比率が低下しているなら一部決済するなどして建玉または注文を減らすことです。これにより、必要証拠金や発注証拠金を有効証拠金に見合った度合いまで下げることができます。

【AGGRESSIVE】資金効率が高い

有効証拠金に対して建玉や注文がやや多い状態です。有効比率の低下に注意して運用しましょう。

資金効率が高い状態になっており、積極的に利益を追求している状態といえます。レバレッジの効果で高い収益性が期待できる一方で、有効比率が下がるとロスカットに比較的近い水準となる可能性があるため、定期的に口座状況を確認し必要に応じて追加資金の入金や建玉や注文を減らすとことを検討しましょう。

【VERY GOOD】バランスが良い

証拠金に対して建玉や注文のバランスが良い状態です。定期的に口座状況を確認し、このメッセージを維持するように心がけてください。

【CONSERVATIVE】資金効率が低い

建玉や注文に対して有効証拠金の余裕が十分にある状態です。資金効率は低い状態となっています。口座資金はかなり余裕があるため追加でロジックを稼働させるなど、新たに注文を増やすことも検討しましょう。

各証拠金の説明もツールチップで確認できますので、各証拠金の意味を確認・理解しながら運用を行っていきましょう。

新たにルールを稼働いただく際や運用中はバランスメーターの評価を参考にしていただいたうえで、リアルタイムの口座状況となる有効比率を合わせてご確認いただき運用を行ってください。

なお、バランスメーターをご確認いただいた場合でも、急な相場変動等により想定外の損失を被る可能性もございますので目安としてご利用ください。

3.稼働時にもバランスメーターを確認

バランスメーターは以下の画面にも表示されます。

カート

【WEB】カート画面イメージ

カートのシミュレーションにバランスメーターが表示されます。
現在の口座の状態で「カート」内のプログラムを稼働させた場合、口座状況はどうなるかという評価です。

ご資金と比較して、発注しようとしている注文が多い場合は、予めメッセージで確認することができます。
ルール稼働時にバランスメーターの評価が悪くても、今すぐロスカットとなるものではありませんが、メッセージを参考にカート内のルールのセット数を調整する、運用開始後には有効比率をこまめに確認するなどして利用しましょう。

今すぐ稼働

【WEB】「今すぐ稼働」画面イメージ

ビルダーやセレクトの詳細画面から「今すぐ稼働」をタップした場合にも、ポップアップ画面にバランスメーターが表示されます。カートと同様、ルールを稼働した際の評価が表示されます。

4.最後に

バランスメーターは口座の状況を視覚的に把握し、中長期の運用をサポートするツールとなります。トライオートはルールが継続して稼働し、収益をねらい続けられるようにするため、ロスカットされないように口座を管理することが大切です。
一方で余力がありすぎても証拠金取引のメリットであるレバレッジの効果を十分に得られず、資金効率の悪い運用になってしまいます。バランスメーターを定期的に確認し、バランスの取れた資金管理を心がけましょう。